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「VIVE Pro」は画素数1.5倍以上!気になるPCスペックへの影響を最速検証

2018年04月02日 11時00分更新

 2018年3月19日、HTC NIPPONはVRヘッドセットの新モデル「VIVE Pro HMD(アップグレードキット)」を4月6日より国内で発売することを発表した。予価は10万1520円で、既存の「VIVE(コンシューマーエディション)」(以下、VIVE)は6万9390円(いずれも税込価格)に改定される。

「VIVE Pro HMD(アップグレードキット)」の外箱。コントローラーやベースステーションなどを付属しないため、箱自体は非常に小さい

アップグレードキットの中身。付属ケーブルはPC本体とリンクボックスを接続するUSB→USBケーブルと、ミニDisplayPortケーブルだ。ACアダプタはVIVEのものと共通だ

 この「VIVE Pro HMD(アップグレードキット)」とは、既存のVIVEユーザーのヘッドセットとリンクボックス部分をリプレースすることを目的としたもの。内蔵されるデュアル有機ELディスプレーの解像度は2880×1600ドットと、従来のVIVEよりも78%も画素数が増加している。

 VIVE Proはトラッキングを行なうのに必要な「ベースステーション」が1.0から2.0に変更され、トラッキングできるエリアが従来の5m四方からベースステーションを2個追加(合計4個に)にすることで、10m四方になる予定であることも大きな売りになっている。しかし、VIVE Proのアップグレードキットは新型の「ベースステーション2.0」とそれに対応したコントローラーが付属せず、プレイエリアよりも画質向上を早く味わいたい人のための製品となっている。

 同社によると、VIVE Proヘッドセットと「ベースステーション2.0」、それに対応したコントローラーをセットにした製品も予定しているとのことだが、発売時期や価格は明らかにされていない。おそらく、近い時期に発売されると思われるので、そのうち欲しいと考えている人は、そのセットを待つのもいいだろう。

ベースステーションや付属コントローラーは、量販店(画像はヨドバシカメラ.com)などで単体売りもされている。ベースステーション2.0によるトラッキングの広さを必要とせず、VIVEを持っていないユーザーは、アップグレードキットと一緒にベースステーション&コントローラーを別途購入するといいだろう

 今回はVIVE Proのアップグレードキットを筆者のVIVE環境に組み込んだ時の使用感やパフォーマンスへの影響をレビューしてみたい。

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