フェンダーミュージックは3月22日、都内で同社初のBluetoothイヤフォン「PURESONIC」シリーズ3機種を発表した。Nashvilleにある買収した米国のAurisonics社の技術やノウハウを使ったもので、Aurisonicsの創業者のDale Lott氏が開発した製品となる。
注目はAurisonicsの人気製品だった「ROCKETS」の外観や技術を、ワイヤレスイヤフォンとして復活させた「PURESONIC WIRELESS EARBUDS」。ほかにハイエンドのFXAシリーズで培った技術を使いながら、新ドライバーとコンパクトな筐体を採用した「PURESONIC PREMIUM WIRELESS EARBUDS」(無線)と「PURESONIC WIRED EARBUDS」(有線)がある。後者は無線と有線というスタイルが異なるが、同じドライバーを使用している。
1万円以下で買える「PURESONIC WIRELESS」
PURESONIC WIRELESSは、ROCKETSのテイストや技術を踏襲しつつ、フェンダーブランドの製品として改めて開発するにあたって手を加えたモデルだ。ROCKETSは防水性能に加えて、ケーブルや端子の堅牢性なども配慮した製品だった。一方PURESONIC WIRELESSは、より手に入れやすい価格にするため、チタン素材をアルミ素材に変えるなど変更した。防滴性能がIPX4相当になったりはしているが、ケブラー製のケーブルを使用したり、特許技術であるトリプルフランジの固定機能など特徴は健在だ。
ドライバーは新開発のダイナミックマイクロドライバーで、直径は6㎜。20Hz~20kHzまでの再生に対応する。SiriやGoogle Assisitantに対応するヘッドセット機能や、Bluetoothのマルチポイント接続機能。aptXコーデックなどに対応し、連続再生は6時間となる。
Dale Lott氏は「スモールサイズだが、ヒュージ!!!!!なサウンド」とこの機種の特徴を紹介した。キャリングケース、Sure sealチップ、フォームチップなどが付属し、価格はオープンプライス。店頭での販売価格は9180円(税抜)程度になる見込みで、3月29日に発売する。
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