トレンドマイクロは3月22日、金融業界の法人組織を対象にボードゲーム形式でセキュリティーインシデント対応の訓練をする教材「インシデント対応ボードゲーム 金融版」の無償提供を開始すると発表した。付属のルールブックも含め、ダウンロードページから取得可能。
すでに都市銀行や信用金庫など約100組織で先行実施が進行中。CSIRTや、自組織の定期的なイベントとして活用されている。また、2016年に提供を開始した、業種に関係なく利用可能な「インシデント対応ボードゲーム」も「インシデント対応ボードゲーム スタンダード版」としてリニューアルした。
さらに、4月に金融業界の法人組織がとるべきインシデント対応の手順やポイントなどが学べるワークショップを開催する予定。対象は銀行・保険会社・証券会社など金融機関で自組織のインシデント対応に携わるメンバーで、インシデント対応ボードゲーム 金融版を体験できる。また、金融業界での人材の育成という観点から、サイバー人材育成についてFISCが登壇する。詳細はキャンペーンページを見てほしい。
インシデント対応ボードゲームは経営責任者やシステム担当者など、インシデント対応に関与するメンバーを対象に1チーム4~6名でプレイ。架空の組織を舞台に、1ラウンド40分(全2ラウンド)でプレイ。ゲーム内で発生するセキュリティーインシデントに対し、プレイヤーはそれぞれの立場・視点で議論しながら方針を決定する。
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