ボヴェは3月19日、複数の時刻を表示可能なコンプリケーションウォッチ「エドアール・ボヴェ トゥ―ルビヨン」の「AIEB001」と「AIEB002」を発表した。予定価格はAIEB001が4536万円、AIEB002が4698万円。
総部品数472個を有しながら、シングルバレルで10日間以上のロングパワーリザーブを実現。表裏両面から見ることができる「ダブルフェイスフライングトゥールビヨン」や、半球形世界地図が描かれたドーム上での時刻表示、時計の表裏で同じ時刻を表示するリバースドハンドフィッティング、第2・第3時間帯の時刻を表示する機能を搭載している。
ローカルタイムは時計の中央に表示し、ドーム型のデイ・ナイト表示が反時計回りで回転することで太陽が東から昇り、西に沈む様子を表現しているという。第2・第3の時間帯は、3時・9時位置の地球を模した半球状のドームにセットされた針が選択した時間帯の経線上を運行し、異なる時間帯の時刻を24時間表示ダイアル上で指針する。その際、ドーム上部に設けられた小窓には第2時間帯および第3時間帯として24都市の中から選んだそれぞれの都市名を表示。都市名の変更はケースサイドの2時/10時位置にあるコレクターででき、都市名を変更するたびに針が1時間単位で動くという。
2つの半球形ドームはチタン素材で製作し、表面には世界地図を彫刻。海洋部分は、ブルーのスーパールミノバを手作業で塗布するために高さが一段下がっている。立体的な時刻の読み取りを可能にするためにセンターの針は第2・第3時間帯表示の上を通るよう職人の手によってカーブがつけられているという。
ケースにはブランドの象徴となっているアマデオコンバーティブルを採用。特別な工具を使わずにリバーシブルの腕時計やデスククロック、ポケットウォッチとして使用できる。両面で時刻表示するムーブメントを備える第2面のダイアルは、ハンドエングレービング装飾を施している。素材は18Kホワイトゴールドまたはローズゴールド、プラチナ950/1000を採用している。
搭載するムーブメントは手巻き式で、8本の針と3つの半球状ディスプレーを、同時かつ正確に動作可能。10日間のロングパワーリザーブと計時精度を実現する効率性実現のため、一つ一つの部品は時計製造における最も厳格なルールに則って作っているという。ピボット類は研磨し、歯車の歯はホブ盤でカットしている。
計時の精度向上のため、両面フライングトゥールビヨンを採用。トゥールビヨンは摩擦およびレバーアーム効果が最小化されたことで計時精度が飛躍的に向上しているという。
チェーンおよびバックルには、18Kホワイトゴールドまたはローズゴールドを採用。ストラップはフルスキン・アリゲーターを使用している。ケース径は46mm。
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