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名古屋大学が昨年から躍進

「大学発ベンチャーデータベース」が運用開始

2018年03月16日 18時45分更新

大学発ベンチャーデータベース

 経済産業省は大学発ベンチャーに関する2017年度調査結果を取りまとめ、2018年3月9日に同データベースを構築・運用開始した。

 同調査では2093社の大学発ベンチャーを把握。昨年度調査時の1846社から247社増加したという。大学別ベンチャー創出数については、概ね2016年度調査時と同様のランキングだった中で、名古屋大学12位から7位へと大きく順位を上げた。

 大学発ベンチャーにおける大学関係者の役割については、研究・開発の方針、戦略への助言や技術的指導といった技術顧問がおよそ6割と最多で、CEO・代表取締役、研究・開発の責任者であるCTOがこれに続いた。

 業種別では、バイオ・ヘルスケア・医療機器が最多、次いでIT(アプリケーション、ソフトウェア)、ものづくり(ITハードウェア除く)、環境テクノロジー/エネルギー科学・素材等の自然科学分野(バイオ関連除く)、IT(ハードウェア)という結果だった。

 これらの調査を基にした大学発ベンチャー企業データベースでは、基本情報や関連特許、人材、資金等の情報を掲載。同省では関連事業者とのマッチングや人材・営業支援、資金循環を期待しているという。

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