ノッチでーす! XperiaやGalaxyだけじゃない!
日本では見られないスマホたち
今年のMWCでは5Gが主役だったとはいえ、XperiaやGalaxy、ZenFoneといったメジャースマホの新作が続々発表された。それらの派手にお披露目されたスマホに対し、今回はブースにひっそりと展示されたいたスマホにスポットを当てて紹介したい。
デュアルレンズや顔認証など、スマホのトレンドが登場しているが、今年(一部で)ブームだったのがノッチ。ノッチといっても某テクノユニットのメンバーやお笑い芸人ではなく、iPhone Xで登場したディスプレー上部の切り欠きのことだ。MWCで久々にスマホを発表した、ASUS「ZenFone 5」にもノッチがあり、iPhone Xより(ノッチ部分の)面積が狭いことを自慢していた。
ASUS「ZenFone 5」
ASUSの担当者に話を聞くと、ノッチは現在スマホのトレンドなので採用したという。その点では少々眉唾に感じた。だが、せっかくモバイル業界の最先端であるMWCにいるのだから、会場を回ってみよう! と探し歩いた結果……出るわ出るわのノッチスマホ。本当にブームだったんだ! と感心したのもつかの間、よくよく見たら中国系メーカーばかり。たしかにスマホメーカーで勢いがあるのは中国系メーカーだが……。
それでは、iPhone Xに負けないノッチを採用したスマホの数々をご覧あれ!
中国メーカーで東南アジアなどに向けてスマホを発売しているLEAGOOの「S9」。背面レンズも縦並びと完璧
中国は小辣椒(Xiaolajiao)のブランド・iLAの「iLA X」。ベゼルの色が背面パネルと同じというデザインだが、なんとなく保護フィルムっぽい
中国HOTWAVのハイエンド「Symbol X」。名前もちょっと引っかかる。背面のカメラはもちろん縦並び。ディスプレーをよく見ると、数字が欠けてしまっている
バッテリー容量10000mAhのスマホで有名な中国OUKITELの「U18」。背面カメラは縦並びだが、中央に配置されている
格安ハイスペックスマホをリリースしている中国ulefoneからいくつか。こちらの「T2」はモックの電源が入らなかったのでパネルで。背面はファーウェイのスマホっぽい
ulefoneのラグド系シリーズ「Armor 5」。背面のIP68の文字が眩しい。書かなくても防水・防塵なのはわかるが、あえて書くところにこだわりを感じる
ulefoneのハイエンド「T2 Pro」。ディスプレーは6.7型(1080×2160ドット)で、メモリー8GB、内蔵ストレージ128GBを誇る。誰かが乱暴に引っ張ったのか、背面パネルが割れていた……。こちらも充電切れで電源が入らなかったので正面はパネルにて
中国OTOTの「V5801」。背面パネルは高級感があるが、カメラは縦並びで定位置。指紋センサーはXperiaのように右側面にある。よく見るとノッチのせいか右上のアイコンと数字が欠けている
こちらも中国はCNCEというメーカーのスマホ。取材に訪れたときには撤収が始まっており、パネルがなかったので名称不明。コールドモックだったので動作せず
ようやく中国ではなくクロアチアのメーカーが登場。NOA mobileの「N10」。ケース展示だったので触れなかったのだが、ノッチ部分は小さく見える。でも右上の時計の数字が欠けている
フランスのWikoも新モデル「VIEW 2 PRO」でノッチ付きに。しかし、カメラのためだけと潔いデザイン。背面カメラは縦並びで左上と業界標準仕様