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BEATLESSの長谷敏司が「最近SFが求められている」と語ったワケ

2018年03月06日 11時00分更新

一瞬でPCが乗っ取られる様子を実演

 最後のステージはサイバー攻撃の実演で、ウイルスに感染したパソコンが乗っ取られる様子をステージ上で実演。被害者役として、「BEATLESS」で主人公の妹ユカ役を担当している小野早稀さんが登場した。

サイバー攻撃実演イベントに登壇した、「BEATLESS」遠藤ユカ役小野早稀さん

IPA独立行政法人 情報処理推進機構 技術本部 セキュリティセンター 調査役 渡辺貴仁氏

 実演では標的型攻撃によってパソコンにウイルスが感染する過程を再現。知人と思わせる偽メールに添付されたWordファイルを開いただけでパソコンが乗っ取られる。

添付されたWordファイルを開いているところ。これだけでパソコンが乗っ取られる

 乗っ取られたパソコンは攻撃者によって遠隔操作され、HDDの内容を見られてしまうほか、ウェブカメラなども乗っ取られる。このとき被害者はウェブカメラが稼働していることに気付かないようになっている。これによって、被害者の留守を確認した上で攻撃者は相手のパソコンを操作することができるわけだ。

攻撃者のパソコンに、被害者のパソコンのHDD内のデータが表示されている

ウェブカメラも乗っ取られる。被害者のパソコンには変化がないので、ウェブカメラが乗っ取られていることには気がつかない

乗っ取られたパソコンのデータが攻撃者側のパソコンにコピーされたら、初期化などでウイルスなどを削除しても、データ自体を取り返すことはできない

 実際に体験した小野さんは「こんな簡単に乗っ取られてしまうなんて」と驚きを隠せない様子だった。

サイバー攻撃を体験して驚いた様子の小野さん

 渡辺氏からは、こうした乗っ取りをされないように

・脆弱性を塞ぐ
・セキュリティソフトを利用する
・怪しいメールの添付ファイルは開かない
・怪しいサイトは閲覧しない

 ことが重要と訴えた。

展示ブースはBEATLESSのスタンプラリーやフォトスポットも

 最後に、本イベントの展示スペースの様子を紹介する。

イベントに合わせて開催された「BEATLESS」スタンプラリー

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック Ver.3」を配布

IPAは「映像で知る情報セキュリティ」DVDの配布や、相談窓口の案内を展示

日本マイクロソフトはWindows 10稼働のパソコンを展示

NPO 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)ではサイバーセキュリティ小説コンテストについての告知を実施

「BEATLESS」のイラストと写真が撮れるフォトスポットも登場。レイシアの撮影タイムも実施

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