MWC 2018の中でもっとも異彩を放っていたブースといえば「F1ブース」だ。F1マシンやF1に関するアプリケーション、ゲームなどが展示されていたのだが、はたして通信に関係あるのだろうか? 5G=速い、F1=速い、といった単純な理由なのかと思いきや、F1の運営会社である「リバティ・メディア(フォーミュラワン・グループ)」が、新しいF1ライブストリーミングサービスである「F1 TV Pro」をブースで発表した。
F1 TV Proは月額制のサブスクリプションサービス。値段は月8~12ドルほどで、F1全戦とサポートレースなど、F1に関するあらゆるコンテンツを楽しむことができる。F1は練習走行、予選、決勝といったすべてのセッション、サポートレースはF2、GP3、ポルシェスーパーカップなど。また、F1ドライバーのオンボードカメラはもちろん、ブースにも展示されていた360カメラによるレース中のVR映像も見られるという。
気になる対象国だが、鈴鹿サーキットがある日本は残念ながら対象外。14ヵ国でスタートし、対象国を増やすかどうかは未定とのこと。日本が含まれない理由については、すでにストリーミングサービス(DAZNなど)があるからだと説明した。とはいえ、日本でも展開することについては考えていないわけではなさそうなので、今後に期待したい。
個人的には日本のSUPER GTでこのようなサービスがほしいところだ。
F1ブースではないが、ドコモブースにスペイン出身のフェルナンド・アロンソ選手も登場。その後キーノートにも参加した。以前はルイス・ハミルトン選手もMWCのキーノートに出たこともあり、すでに通信業界とF1は一蓮托生だ
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