ぼくたちには若さが必要だ
この記事が公開される頃には強い風が吹き、まさしく春一番、新しい季節の到来を告げています。出会いと別れの季節などといいますが、編集部にも若手が現れています。23歳のまぶかはっとさん(以下、まぶ)と21歳の上代さん。若いですね。ちなみに筆者は1986年生まれの31歳です。若手とも中堅ともベテランともいい難い、なんとも微妙な位置にいます。
ジャンクな食生活で知られるアスキー編集部としても、今どきのフレッシュなヤングの食生活を知りたいところ。我々の知らない視点で、新しい発見をもたらしてくれるかもしれません。さっそく、2人に最強のスナック菓子について尋ねてみました。20代前半の舌が認める最新の食生活を探ります。
―― アスキー編集部のみなさんは、IT以外に関してはちょっと保守的なところがあって。ぶっちゃけ、食の好みが若い人についていけないんです。だから聞いてみないといけないなと思いまして。メディアは新しい情報を入れないと硬直化しますから。
上代「いきなり、すごくおおげさなことを言われている気がする。そんな大層なことなんでしょうか」
―― 大層なことです。読者のみなさんも「20代の若い層は何を考えているのか。どんなお菓子が好みなのか」を知りたいんです。この記事を読んだメーカーの方が参考にするかもしれない。本当のこと知りたくないか? お前ら。
上代「めっちゃくちゃハードル上げてきましたね。怖い先輩じゃないですか」
まぶ「ともかく、オススメしたいスナック菓子を持ってこいと言われたので準備しました」
――さすが、若い人たちは行動が早い。ぼくたちはオールドタイプですからね。最近では「機動戦士ガンダム」を見返しても、アムロ・レイよりも、シャア・アズナブルのセリフに共感することが増えてきたりなんかして。
まぶ「あの、アムロもシャアも、どちらもニュータイプだと思うんですけど……」
豆の味わいだけじゃない「えんどう豆100%スナック」
まぶ「まずは、ぼくですね。ファミリーマートの『えんどう豆100%スナック』(108円)をイチオシに選びました。うま塩味です」
―― 豆を使ったスナックは、定番どころですね。その中でも、なぜこれを選んだんですか?
まぶ「えんどう豆の味のスナックって、いっぱいあるじゃないですか。その中で、かつおと昆布の味を効かせつつ、塩気のバランスが一番取れてる感じを受けるんですよね。自宅ではウイスキーに合わせて飲んでいます」
―― ウイスキーに! ちなみに銘柄は?
まぶ「『あかし』(江井ヶ嶋酒造)とか、『イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル』(イチローズ)とかですかね。軽やかで辛口な味わいになじむスナックだと思いますよ」
上代「これ、うまいですね。こういうのって『えんどう豆の味わいそのまま!』みたいなのが多いじゃないですか。そうじゃなくて、ほどよく他の味もあるから、バランスがよいというか。別に豆がそんなに好きじゃなくても、どんどん食べられると思う」
―― なるほど。やっぱり感想が若いですね。
上代「いや、別に年齢は関係ない意見だと思いますけど……」
―― 続いては上代さんにいきましょうか。
食感に技あり「えびの風味豊かなふんわり揚」
上代「ぼくは、セブンプレミアム『えびの風味豊かなふんわり揚』(108円)です」
―― おっ。これを選んだ理由はなんでしょう。
上代「なんだろう……いや……特にないですね」
―― えー! 主体性のない若者っぷりをここで発揮するんですか?
上代「……ごめんなさい。あまり深く考えてなかったですね。おいしいからですかね。おいしいからです……あんまり理由になってないな。でも好きなんですよ、食感も味も」
まぶ「あ、でも、ぼくは好きです。食感がやわらかくて、ふわっとしてるのが特徴かな。でも、その中にエビの香りがしっかりとあって、食べ始めると止まらない感じがしますね」
―― さすが年上、ナイスフォローです。これはお酒のつまみとして飲むんですか?
上代「いやもう普通に。他に何もなくても、これだけでいけます。延々食べる感じですね。ずーっと単体でパクパクと」
―― なるほど。やっぱり若いんだな。
まぶ「……さっきから小嶋さん、すべて若さでオチをつけようとしてませんか?」
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