4K・8K放送に対応できそうな現行4Kモデル パナソニック編
パナソニックの有機ELテレビハイエンドモデル「EZ1000」。77V型(実売257万円前後)と65V型(同75万円前後)をラインナップする
いち早く2018年の春モデル「FX750」「FX600」シリーズを発表したパナソニック。
新モデルも4K・8K放送用のチューナーは内蔵しないが、HDR信号については、UHD Blu-rayや動画配信サービスで採用されているHDR 10方式、4K・8K放送で採用されるHLG方式のどちらにも対応。HDMI入力から信号入力にも対応している。
なお、現行モデルについては、同社のデジタル一眼カメラ「LUMIX GH5」のHLG入力対応機種として、EZ1000/EZ950/EX850/EX780シリーズが挙げられているので、おそらく対応できるのではないかと思う。今後チューナーが発売されれば、そのあたりの正式な対応情報も公開されるだろう。
EZ1000の下位となる有機ELテレビ「EZ950」。オーディオシステムが異なる。65V型(実売54万円前後)と55V型(同36万円前後)を用意
高輝度液晶を採用した4K上位モデル「EX850」。60V型(実売37万円前後)と55V型(同29万円前後)、49V型(同26万円前後)がある
回転スタンドを採用したミドルクラスモデル「EX780」。65V型のみで実売価格は35万円前後
2月23日発売の2018年モデル「FX750」。位置づけとしてはスタンダードモデルとなる。55V型(実売28万円前後)、49V型(同24万円前後)、43V型(同20万円前後)を用意
同じく2月下旬発売の2018年モデル「FX600」。FX750の下位モデルで、画像処理エンジンと音声操作機能が異なる。55V型(実売21万円前後)、49V型(同18万円前後)、43V型(同15万円前後)を用意
4K・8K放送に対応できそうな現行4Kモデル LGエレクトロニクス編
3.9mmという極薄の有機ELテレビ「OLED C7P」。65V型(実売38万円前後)と55V型(同25万円前後)があり、ハイエンドモデルながら他社の有機ELテレビより割安感がある
最後はLGエレクトロニクス。世界初の大画面有機ELテレビの発売メーカーであり、豊富なラインアップを展開している。
多彩なラインアップでも画質・音質的な性能は同等となっており、画質面ではDolby Visionへの対応、音質面ではDolby Atmos対応と、最新鋭のグローバルトレンドをとらえた機能を備えている。
4K・8K放送への対応についても、液晶テレビを含む2017年発売モデルのすべてがHDMI入力からのHLG方式への対応を将来のアップデートで更新することを公表している。
対応の可否がきちんとわかるようになっているのはありがたいし、有機ELテレビのほとんどが完全対応となる予定であるのは、すでに購入したユーザーはうれしいだろう。
記事掲載当初、「世界初の有機ELテレビ」という表現がありましたが誤りです。お詫びし訂正します(2018年2月21日)
ガラスと一体化したようなデザインが特徴の有機ELテレビ「OLED 65E7P」。65V型のみで実売価格は65万円前後
スリムデザインの有機ELテレビ「OLED C7P」。65V型(実売48万5000円前後)と55V型(同29万円前後)を用意
4K液晶テレビの上位モデル「SJ8500」。HDRはDolby Visionに対応。65V型(実売24万円前後)、60V型(同20万円前後)、55V型(同17万円前後)がある
SJ8500よりも小画面のモデルをそろえる「SJ8000」。オーディオが異なるがそれ以外は同等。55V型(実売14万円前後)、49V型(同12万⑤000円前後)を用意する