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エアコン操作という当たり前なくしたNature Remoが超便利

2018年02月14日 12時15分更新

価格とACアダプターがネック

 もちろん不満もある。ひとつは1万円台なかばという価格だ。できることは家電の操作なので、割高に感じる点は否めない。Amazon Echoが1万1980円で音楽が聴けて、音声注文ができて、さらにはアレクサと通じ合えるかどうかあやしくも楽しい会話ができることを考えるとなおさらだ。

 さらに言えば私の家のようにテレビがなく、赤外線で操作できる照明もないと、ひとつの家電を遠隔で操作するだけなのでもったいない。

 もうひとつはACアダプターの存在。これにより筐体を置く場所がコンセントによって縛られてしまう。ケーブルの取り回しも面倒だ。

 付属のガイドにはエアコン近くの壁に設置してくれとの記載がある。丁寧なことに設置用の両面テープも付いてくる。テープで壁に設置を考慮すると筐体を軽くしないといけないので、当然バッテリーを積めない。そもそもWi-Fiや赤外線との接続が必要なので、常に電源につながっている必要もあるのだろう。

付属品はUSBケーブル、ACアダプター、日本・アメリカ向けの電源プラグ、イギリス向けの電源プラグ、ヨーロッパ向けの電源プラグ、壁用の両面テープ

メーカーのサイトでは壁に取り付けた使い方を推しているようだ

 しかし理想は赤外線通信ができる範囲で、適当な位置にポンと置けること。今後の改良で変わってくれるとうれしい。

 こうした要望はあるものの、導入したらエアコンを操作するという当たり前だったことが日常生活から消え、素晴らしいに尽きる。アプリの使い勝手やセットアップもできる限りわかりやすくしようという意図が見られ、製品の完成度は高い。

 エアコンの複雑な機能なんていらない、ただ最低限の希望した機能が使えて説明書を読まずとも操作できればいい。そう思っている人こそ使ってみてほしい。

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