GPSを使ったエアコンの自動オンオフが便利
エアコンは家の外からでも操作できる。会社から帰宅する前にアプリでエアコンの電源をオンにしておけば、寒い部屋で絶望することはない。逆にエアコンを点けっぱなしで外出してしまった場合も、アプリからオフにできる。
室温の把握やエアコンの温度、風量も外から設定できるので、部屋を暖めておくためにいつもより少し温度を高めにして帰宅時に備える、といったことも可能。
だが、忘れることもある。家にいれば寒いからリモコンをモゾモゾと探してエアコンを点けるが、会社や外に出ているときに家の温度のことなど考えたことがない。エアコンの点けっぱなしだって、アプリを積極的に見ないとわからないではないか。これではリモコンがスマホに変わっただけになってしまう。
もちろんそんなわけはない。これの便利なところはスマホのGPSを利用した電源のオンオフ機能だ。
スマホを持った状態で家から離れるとエアコンが自動でオフになり、家に近づくとオンになるよう設定できる。距離も「家から300m離れたらエアコンをオフ」「家の半径700mに入ったらエアコンをオン」と自由に決められる。マップを見ながら設定できるのも良い。最寄り駅がだいたい何m先かわからなくても距離を指定できるからだ。
オンオフできたかどうかはスマホの通知でわかる。ほとんど失敗することはないが、たまに地下鉄のFree Wi-Fiに接続しようとしたタイミングでダメになる。失敗したらその場でアプリから操作すればいいので、いまのところ問題はない。
「Remoでエアコン消して」「はい、エアコンを停止します」
もうひとつ便利なのはスマートスピーカーとの連携だ。これが素晴らしい。Amazon Echoで試したが、まず連携が簡単。Amazon AlexaアプリでNature Remoのスキルを有効にし、画面に従ってメールアドレスを入力、確認メールが届くのでURLを開いてリンクさせれば使える。操作も次のアクションだけ。
「アレクサ、Remoでエアコン消して」「はい、エアコンを停止します」
おおおおおおおおおお。リモコンだけでなくスマホもいらなくなってしまった。このやり取りも未来っぽい。
Amazon Echoだと電源のオンオフ、温度設定の変更、運転モードの変更が可能。出かけるときは支度しながらエアコンを止められるし、帰ってきたら着替えながら操作できる。寒ければ「エアコンの温度を25度にして」と言うだけ。最高だ。
これが仮にお父さんが「なんだかちょっと寒いな……おーい、エアコン点けてくれ」などとお母さんに言おうものなら、怒られた挙句リモコンを投げつけられてしまうだろう。Amazon Echoとの連携は家族を平和的に運営する方法でもある。
テレビや照明とも連携し、テレビは電源オンオフ、チャンネル・音量の変更、照明は電源オンオフができる。これは寝るときに一斉にすべての電源オフも可能で、すこぶる快適なんじゃないだろうか。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります