iOS 11.2から7.5Wのワイヤレス急速充電に対応したiPhone。ケーブルを利用した急速充電では30分で50%まで充電できることがわかったが(関連記事)、はたしてワイヤレスではどうなのか? 「Freedy 15W 高速ワイヤレス充電パッド」(実売価格6350円)を使って、充電タイムアタックを敢行した。
ワイヤレス充電の規格であるQiは、ドコモが「置くだけ充電」として2011年から投入。だが、なかなか普及が進まず、対応端末も多くなかった。iPhoneが対応したことで使うユーザーも増えるだろう。ワイヤレス充電のメリットとしては、なんといってもケーブルレスでデスクなどがスッキリすること。ケーブルを差し込む必要がなく、充電器の上にポンと置くだけで充電が始まる。デメリットは充電速度が遅いこと。そして、充電器にACアダプターが必要になるため、結局ケーブルは存在すること、基本的に推奨はされないが「ながら充電」ができないことだ。
さて、今回の計測条件はバッテリーがカラっぽの状態で充電器に置き、1時間ごとにバッテリー残量をチェック。通信はWi-Fiのみ接続で、Bluetoothはオンだが何もペアリングはしていない。アプリは一切起動させず、ディスプレーはチェックのとき以外スリープを解除しない。そして、バッテリーのチェックは筆者の目視である。
それでは経過の様子を紹介しよう。
以上の結果から、0-100%のタイムアタックは
5時間47分
となった。うーん、ちょっと時間かかりすぎか。最初の1時間で30%まで充電できたので、スタートダッシュは良さそう。急いでいるなら有線で充電したほうがいい。7.5Wのポテンシャルを発揮するにはAppleが公式に対応している充電器を使ったほうがいいという話もあるので、充電器との相性もあるだろう。とはいえ、置いているだけで充電できるのは便利だ。電話がかかってきたときなど、ケーブルを気にせずに出ることもできる。就寝前に置いておく、仕事中にスマホを使うことがないときに置いておく、など急ぎでなければ問題ない。
今後はApple公式の「Belkin Boost Up Wireless Charging Pad」と、有線だがUSB PDの充電速度もテストする予定だ。
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