スマホがらみで、ここ最近一番大きなニュースが中国・OPPOが日本に上陸したこと。同社のフラッグシップ「R11s」は6.01型有機ELで18:9のという縦長ディスプレー(2160×1080ドット)を採用し、大きな画面ながら本体サイズを抑えたデザインは、女性でも持ちやすく、2000万画素のインカメラでセルフィーが撮りやすくなっています。
かたや、日本のスマホシェアの半分近くを占めるiPhone、その中でも18:9の縦長ディスプレーを採用したiPhone Xは5.8型有機ELで解像度は2436×1125ドットとR11sに近いスペック。以前、iPhone XとiPhone 8 Plus(5.5型)を比べた際、実際の面積はiPhone 8 Plusのほうが大きいという結論が出たので、今回はiPhone XとR11sを文明の利器である定規を使って計測した。はたして、スペックではわからない数値がでるのか!?
今回の比較対象はiPhone Xのみだが、参考までに各モデルの本体サイズは以下。ボディーサイズに対して、かなりの軽量だということがわかる。4.7型のiPhone 8より5g重いくらいだ。そして、iPhoneの3機種よりも薄い。これが持ちやすさに繋がっている。
- OPPO R11s: 6.01型 75.5×155.1×7.1mm 重さ153g
- iPhone X: 5.8型 70.9×143.6×7.7mm 重さ174g
- iPhone 8 Plus:5.5型 78.1×158.4×7.5mm 重さ202g(参考)
- iPhone 8: 4.7型 67.3×138.4×7.3mm 重さ148g(参考)
縦長ディスプレーはどれだけ長い?
まずは高さを計測
握りやすいスリムな狭額縁デザイン
続いて横幅を計測
最後に対角線の長さをチェック
ディスプレーの大きさは対角線で決まるので、ここの数値が重要になる。なお、1型(インチ)=2.54cmで計算する。前回も解説したが、iPhone Xは画面比率が違うため、5.8型ピッタリにはならない。R11sが6.01型なのもそのため。
画面サイズをまとめると以下のとおり。
- OPPO R11s: 70×138mm 対角線153mm
- iPhone X: 62×133mm 対角線143mm
- iPhone 8 Plus:69×122mm 対角線140mm(参考)
- iPhone 8: 57×103mm 対角線118mm(参考)
iPhone Xに比べて、対角線が10mmも長い。幅も高さもR11sのほうが上回っているので、大きいことは予想できたが、これほどとは。
そして、それぞれの面積を求めると……
- OPPO R11s:70×138=9660、96.60平方センチメートル
- iPhone X:62×133=8246、(切り欠き)34×4=136 8246-136=8110 81.10平方センチメートル
- iPhone 8 Plus:69×122=8418、84.18平方センチメートル(参考)
- iPhone 8:57×103=5871、58.71平方センチメートル(参考)
カタログ値が大きい方がやっぱり大きかった、というごく当たり前の結果にはなったが、画面面積を見るとR11sはiPhone Xと比べて約15平方センチメートル大きいことがわかった。6.01型と5.8型、ディスプレーサイズは約0.2型の差だが、実際の差は思ったより大きい。R11sはファブレットと呼ばれる画面サイズながらも、5.5型スマホと同じボディーサイズ。できるだけ大きな画面で写真や動画を見たい、でも大きくて分厚いスマホはちょっと……という欲張りさんにオススメしたい。
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