現在、ヘッドフォン/イヤフォンというと、完全ワイヤレスタイプのイヤフォンや、ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetoothヘッドフォンなどが話題だが、1万円前後の価格帯において有線型ヘッドフォンのコストパフォーマンスが結構高い。
ただ安いというのではなく、高音質でありながらも1万円前後まで値段が下がってきているモデルが多いのだ。その中で、気になる製品を2つピックアップしてみた。
低音好きによさそう パイオニア「SE-MHR5」
2016年2月に発売されたパイオニア「SE-MHR5」は、「Premium Sound」シリーズとして発売されたヘッドフォン。
発売当初の実売価格は2万円ほどだったが、現在は1万3000円程度で売られている。
ハウジングはアルミ製で、見た目ほど重くないのが特徴的。DJっぽいデザインでラフな服装に似合いそうだ。
ハイレゾ対応の40mm径ドライバーを採用し、7~50000Hzの再生が可能。バランス接続にも対応しており、そのためのケーブルも付属する。
ハウジング側のオーディオコネクターが独特の形状で、同梱のケーブル以外だとすぐ外れてしまうか、形状によっては差さらない。ケーブルの流用はできないと思った方がいい。
試聴してみると、低音の迫力が結構あり、精細感も高い。音のインパクトが強い印象だ。かといって全体的なバランスもよく、音の広がりも感じられる。
一方で、イヤーパッドが結構強めに耳にあたるため、迫力のある音と相まって、長い間聞いていると疲れるかもしれない。
とはいえ、1万3000円出してこの音ならお買い得な気がする。
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