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空撮マニア待望の超スゴい新型ドローン「Mavic Air」日本上陸

■機体をより遠くへ安全に飛ばすために

 Mavic Airの安全性と信頼性を大幅に向上させるのは「Flight Autonomy 2.0(フライトオートノミー)」機能。これは前方・後方・下面に搭載された7台のビジョンシステムと赤外線センサーからデータを収集し、周辺環境の3Dマップを作成することで、機体の空間認識精度を大幅に向上する機能です。

前方と後方のデュアルカメラビジョンシステムが、最大20m先までの障害物を検知

Phantomシリーズの最上位機種「Phantom4 Pro」に次いで搭載された、2つのリアビジョンカメラにより後進時の飛行安全性も確保

 新機能の「Advanced Pilot Assistant System(APAS高度操縦支援システム)」により、フライト中に前方に障害物を検知した場合には、水平もしくは垂直方向へ自動回避まで行なうようになったとのこと。

スティックを前に倒すだけで、機体が自動で上下左右に障害物を回避!

 Mavic Airの最大速度は時速68.4kmでMavic Proの時速64.8kmを上回っていますが、最大飛行時間は約21分(10km)で、こちらはMavic Proの27分(13km)には一歩及ばす。

Sモードでの最大速度は時速68.4km

 耐風性は最大風速毎秒10mまででMavic Proと同等のスペックですが、やはり重量が軽いぶん、安定感では一歩劣るようです。

付属の送信機を使うことで操作可能範囲は最大2km。スマートフォンのみを使っての操作距離は最大80mまで。送信機は簡単にスティックを取り外しでき、ポケットに入れての携帯も可能です

 上記のフライトオートノミーやAPAS高度操縦支援システムが搭載されたMavic Airとはいえ、やはり自然環境で使用する以上は、機体から720pでリアルタイム電送される撮影映像などを観ながら、操縦者が経験により判断することは必要になってくると思います(映像に大きな揺れが生じるような強風を感じた際には、高度を下げて対応するなど)。

■Mavic Airの三大進化ポイントまとめと価格

●コンパクトなのに3軸ジンバルと4Kカメラを搭載
●スマートキャプチャーやクイックショットというインテリジェントな撮影機能
●Flight Autonomy 2.0やAPAS(高度操縦支援システム)などの安全操縦支援

カラーバリエーションは、アークティックホワイト、オニキスブラック、フレイムレッドの3種類

スタンダードパックは税込10万4000円で、機体、バッテリー、送信機、キャリーケース、プロペラガート(1組)、プロペラ(4組)などと1年間の賠償責任保険が付帯

Mavic Air Fly Moreコンボは税込12万9000 円で、機体、バッテリー(3個)、送信機、トラベルバッグ、プロペラガード(1組)、プロペラ(6組)、バッテリー充電ハブと1年間の賠償責任保険が付帯

発表会後に司会を務めたマーケティングの丸川英也氏とお話する機会があったのですが、「より買いやすくなったこのMavic Airをアウトドアに持ち出して、ドローンでこんなことができるんだ! ドローンで人生が豊かになるんだ! というコトを実感していただきたいです」と笑顔でコメントをいただきました。そんな話を聞いたら、Mavic Airを持って旅に出たくなるじゃないですか!

 実はMavic Airの予約は1月24日よりすでに開始されており、初回出荷は1月28日とのこと。しばらくは購入に悩む日々が続きそうな予感です。

 悩みまくって寝不足という方には、全国8店舗のDJI認定ストアにおいて開催中のMavic Air無料操縦体験会がオススメです。コチラから近くの体験会に申し込んでみると、ご家族からは白い目で見られるかもしれませんが、悩みが解消するかもしれません(笑)。すぐには購入予算が捻出できない、という方でも、DJIの無料体験会や関連イベントではMavic Air本体やオリジナルグッズが当たるキャンペーンがあるそうなので、一見の価値アリです!


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