isai V30+ LGV35レビュー 1回目
au「isai V30+」は高級感とタフネスを両立させたボディーが魅力!
auの冬モデルとして発売中の「isai V30+ LGV35」(LGエレクトロニクス製)。2017年12月22日に発売済みなので、すっかり店頭でもおなじみとなっているが、今回から4回連続で外観、ソフトウェア、ベンチマーク、カメラに分けてチェックしていく。音だけでなく、カメラにも力を入れているハイスペック機なので、そろそろ機種変更間近であれば、候補のひとつに入れてもらいたい端末のひとつだ。
au「isai V30+ LGV35」は高級感ある外見ながら
実は防水・防塵、MIL規格対応のタフネスボディー!
isai V30+ LGV35は、6型有機EL(1440×2880ドット)を採用するスマホで、18:9の縦長パネルとなっている。画面占有率約84%と、前面がほぼまるごとディスプレーだ。サイズは約75×152×7.4mm、重量は約158g。サイズ的には5.5型スマホに近いが、縦長比率を採用したことで、より幅を抑えて握りやすくなっているうえ、、このサイズにしては軽量の部類に入るのもポイントだ。
側面に電源/スリープボタンが存在しないのも特徴。背面にある指紋センサーが電源/スリープを兼ねているほか、ボリュームボタンは左側面と、珍しいレイアウトを採用している。残念な点としては、スピーカーがモノラルということ。ハイスペックモデルの大半がステレオスピーカー採用となっているが、isai V30+ LGV35はモノラルだ。第2回で触れるが、ヘッドフォンからのサウンドに重点を置いていることが大きな要因だろう。
有機ELはディスプレーメーカーでもあるLGエレクトロニクスらしく、発色も良好で写真や動画を見ることが多いのなら満足度は高いだろう。とくに黒が引き締まっており、明るい場所や暗所問わず、絵はキレイである。有機ELは黒の場合、その部分はオフになるので、それを利用してAlways-on display機能もある。これは時計やバッテリー残量部分のみを点灯させるものだ。もちろん、そのときの消費電力は発光部のみなので、バッテリーの減りは相当抑えられる。また、HDR10にも対応。同規格に対応するコンテンツを視聴する場合、よりキレイに映像を楽しめるのもポイントだ。
本機は防水IP58、防塵IP6X対応で、それに加えてノートPC方面でときおり出てくるアメリカ国防総省が制定するMIL-STD-810Gの14項目にも準拠している。ガッツリと投げつけた場合はもちろん悲しみを背負うことになるのだが、日常生活でよくある滑落やうっかりぶつけてしまったときでも心強い。
準拠する項目は、浸漬、雨滴、粉塵、衝撃、振動、太陽光照射、湿度、塩水噴霧、高温保管/高温動作、低温保管/低温動作、低圧動作、温度衝撃の14項目。
いくつか留意点に触れておく。塩水噴霧は、あくまで噴霧であり、プールや海に沈めることには対応していない。また高温保管/高温動作、低温保管/低温動作はバッテリー残量数値が急に減少することには対応していないので、あくまで動作するといった認識だ。
以上のように薄くて軽い端末ながら、使い勝手の幅広さが目立つ。気になったのは汚れの付きやすさだ。とくに背面はすぐに汚れてしまうので、カバーを用意しておくといいだろう。ディスプレー用の保護フィルム/強化ガラスについても同様だが、こちらはしばらく使ってみて、汚れが気になりやすいようなら導入でもいいかもしれない。
au「isai V30+ LGV35」の主なスペック | |
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メーカー | LGエレクトロニクス |
ディスプレー | 約6型有機EL |
画面解像度 | 1440×2880ドット |
サイズ | 約75×152×7.4mm(暫定値) |
重量 | 約158g |
CPU | Snapdragon 835 2.45+1.9GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.0 |
VoLTE | ○ |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
カメラ画素数 | リア:1650万+1310画素 /イン:510万画素 |
バッテリー容量 | 3300mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ○/○ |
防水/防塵 | IPX5,8/IP6X |
生体認証 | 指紋 |
USB端子 | Type-C |
連続待受時間 | 約420時間 |
連続通話時間 | 約1200分 |
カラバリ | オーロラブラック、クラウドシルバー、モロッカンブルー |
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