デルというと日本ではビジネスマン向けのPCというイメージが強いが、ワールドワイドでは、「Alienware」ブランドでのゲーミングPCも重要な事業のひとつ。
アメリカ・ラスベガスで開催されたCES 2018では、Alienwareの新モデルPCこそ発表されなかったが、いくつかのサービスや施策が発表されている。
その1つが「Alienware Software Command Center」の発表。ゲームコンソロールだがPCにインストールされているゲームを管理するだけでなく、電源管理やオーバークロックといったハードウェアのコントロールもGUIでできる。
PCに詳しくないユーザーでもカンタンにゲームに取り組めるようになっているのがポイントだ。
e-Sports向けのトレーニングセンターを開設
さらに最近のゲーム市場ではe-Sportsが重要視されている。デルは以前から「Team Liquid」などのe-Sportsチームと連携を行なってきたが、今回の新たにTeam Liquid向けのトレーニングセンターをオープンした。
このトレーニングセンターはロサンゼルスにあり、大きさは約743平方m。ゲーミングPCなどのハードウェアはもちろんのこと、栄養士の管理によるレストランやスポーツ心理学者といったメンタルやヘルスのバックアップも受けられるとのこと。
プレーヤーをアスリートとしてとらえ、いかにベストコンディションで大会に挑めるかを最優先に考えた施設となっている。
アメリカでe-Sportsがエンターテインメントとして成立してることがわかる施策といえる。
賞金総額1万ドルのVRゲームのコンペティションを開催
最近のPCゲームはHMD(ヘッドマウントディスプレー)を使ったVRやARがトレンド。そこでデルはNVIDIAやOculusと連携し、VR系のe-Sportsを新たに創設。賞金総額1万ドルのコンペティションを実施した。
種目となるゲームは「Sprint Vector」で、アメリカ14都市で予選を開催。CES 2018開催中に決勝大会を行なった。
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