HUAWEI Mate 10 Proレビュー 2回目
「HUAWEI Mate 10 Pro」の操作性や機能は完成度高し!
2018年01月21日 12時00分更新
HUAWEI Mate 10 ProのNPUは
こっそり頑張ってくれている
第1回ではデザインをチェックしたが、第2回は「HUAWEI Mate 10 Pro」の機能を見ていこう。ホットワードとしてよく散見されたのが、AIプロセッサーのNPU。Neural-Network Processing Unitの略で、HUAWEI Mate 10 Proの機能を支えるものだが、そのほかにも独自機能やアプリが用意されている。
HUAWEI Mate 10 ProのSoCである「Kirin 970」に搭載されるNPUは、ユーザーの使用状況を分析し、そのときに最も効率のいい設定を採用するもので、常に最適なパフォーマンスをキープしてくれるというもの。具体的にどうしているのかといった情報開示はなく、またユーザー側からNPUにアクセスすることはできないので、パフォーマンスだけでなく電力効率も向上させてくれる存在程度の認識でいい。
ただ、これまでクラウド側に頼っていた処理を端末内で済ませることが可能になっているので、いずれNPUを活用した機能がまた追加されるだろう。現時点では上記の部分と、カメラでの撮影時での処理のふたつだ。
OSはAndroid. 8.0(Oreo)。独自機能は少なめで、設定からアクセスできる「スマートアシスト」に大半が集約されている。第1回(関連記事)で記したように大型端末なので、片手操作はなにかと大変だ。そのため、ジェスチャー操作や画面の縮小といった機能が用意されているほか、ポケットやカバンに入れた状態だとタッチが無効になるといった機能もある。
また、指紋センサーを使った操作にも少しだが対応しており、カメラアプリ使用時のシャッターとして使用できたり、上下のフリックで通知バーを開閉できたり、左右のフリックでアルバムで写真を表示している際に写真を切り換えたりもできる。ただ、指紋センサーでホームボタンや、バックキー、タスクキーといった操作はできないので、端末自体の持ち方を少し考える必要があるだろう。
片手操作に対応する機能としては、ナビゲーションメニューがあり、これはフローティングボタンで主な操作ができるというもの。従来のナビゲーションバーとも併用可能なので、自分にとってやりやすい操作を探してみるといいだろう。
独自アプリ及びプリインストールアプリは多いが、大半はツール系なので必要であれば使えばいいし、使わないならアンインストールすればOK。小便利なものとしては「端末管理」。メモリーのクリーンアップやデータ通信量の確認、ウィルススキャンなどが統合されたもので、スマホの応答性が落ちてきたらとりあえず確認するといいだろう。また、ファイラーも用意されているので、人によってはSNS以外はプリインストールアプリだけで済んでしまうかもしれない。
以上のように独自機能は多めだが、操作に介入してお節介を焼くようなこともなく、操作感としてはデフォルトのAndroid的ともいえる。他機種からの乗り換えであっても、違和感は少ないだろう。
ファーウェイ「HUAWEI Mate 10 Pro」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6型有機EL |
画面解像度 | 2160×1080ドット |
サイズ | 約74.5×154.2×7.9mm |
重量 | 約178g |
CPU | HUAWEI Kirin 970 2.36GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア) |
メモリー | 6GB |
ストレージ | 128GB |
OS | Android 8.0(EMUI 8.0) |
対応ネットワーク | LTE:バンド1/2/3/4/5/7/8/9/12/17 /19/20/26/28/32/34/38/39/40/41 W-CDMA:バンド1/2/4/5/6/8/19 |
DSDS(4G+4G) | ○(DSDV) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:1200万画素(RGB)+2000万画素(モノクロ) /イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 4000mAh |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ミッドナイトブルー、チタニウムグレー |
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