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アスキースマホ総研・白書 第52回

iPhoneを高く買い取りしてもらうテクニック

2018年01月12日 18時00分更新

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 本日は、ASCII倶楽部で2017年9月20日に公開した「中古iPhoneはどうすれば高く買い取ってもらえる? どこで売るのがベスト?」を紹介します。


乗り換え前に徹底チェック!
旧端末を売っておトクに乗り換える

 昨年9月12日に、ついにiPhone 8とiPhone 8 Plusに加えてiPhone X(テン)が発表された。もちろんiPhoneユーザーの多くが乗り換えることだろう。しかし、iPhone 8シリーズは8の64GBが税別7万8800円から、11月3日発売のiPhone Xも税別11万2800円からとイマドキのスマホとしてはちょっぴり高価。トータルの出費は抑えたいところだ。そこで本記事では、これまで使っていたiPhoneを高く売っておトクに新機種に乗り換える方法と、乗り換える際の重要データのバックアップ、リストア方法を解説する。

キャリア下取りと、ケータイショップへの売却
どちらがおトクに乗り換えられるかチェック!

 現在使用中のiPhoneを売却するには、3キャリアの下取りサービスを利用する、中古ショップを利用する、そしてヤフオク!やメルカリなどのオークションサイトを利用するという3通りの方法がある。このなかで最も高く売れる可能性があるのがヤフオク!やメルカリなどのオークションサイトでの取引。ただし、タイミングによって価格は上下するし、万が一取引時にトラブルが発生したら対応がやっかいだ。と言うわけで、今回は3キャリアと中古ショップに絞って、売却方法を検討してみよう。

 下には3キャリアのiPhone下取り価格と、イオシス、じゃんぱらといった中古ショップの買い取り価格を掲載している(9月3日時点)。比較してみるとどちらがお得かは一目瞭然だ。

キャリアのiPhone下取り価格(9月3日時点)

中古ショップのiPhone下取り価格(9月3日時点)

 たとえばiPhone 6s Plusで比較すれば、ドコモが3万円、auが3万1320円、ソフトバンクが3万1200円のところ、イオシスはドコモ版が3万4000円~4万5000円、au版が3万円~4万1000円、ソフトバンク版が3万円~4万1000円で買い取りされている。

 注目すべきは、3キャリアはストレージ容量に関係なく下取り価格が同じだが、中古ショップは大容量モデルで買い取り価格が上がること。大容量モデルを所有しているなら、中古ショップのほうが圧倒的に有利だ。

 ちなみにドコモ、au、ソフトバンクともに他キャリアの端末を下取りしている。しかし、ドコモは自社端末と他社端末の下取り価格が同じだが、auとソフトバンクは他社端末の下取り価格を安く設定している。3キャリアの下取りサービスを利用するなら、MNPより機種変更のほうがお得というわけだ。

 ドコモをはじめとする3キャリアでは、ストレージ容量に関係なく同じ下取り価格が設定されている。ストレージ容量の大きい高価格モデルを購入した場合は、3キャリアに下取りに出すのはオススメしない。

 しかし、auとソフトバンクに限れば中古ショップより高額で下取りしてもらえるケースがある。それは画面がひび割れているiPhoneの場合だ。画面のひび割れはドコモではiPhone 6s Plusの場合に3万円から9000円へと大幅に減額されるが、auとソフトバンクでは減額対象とならず、さらに付属品の欠品も減額条件に入っていない。もしいま使っているiPhoneに大きな傷が入っているのであれば、au、ソフトバンクユーザーは中古ショップよりもキャリアの下取りサービスをぜひ利用しよう。

au、ソフトバンクではiPhoneの画面のひび割れは下取りの減額対象とならない。中古ショップでは細かな傷も買い取り価格にシビアに響くが、3キャリアは査定が比較的緩めだ

iPhoneを中古ショップに売る前に
忘れずにSIMロックを解除しよう

 中古ショップでiPhoneを売却する前に忘れずに手続きしておきたいのが“SIMロック解除”。実はSIMロック解除しているか否かで、iPhoneの買い取り価格は大幅に変わるのだ。たとえばイオシスではSIMロックを解除している端末を5000円アップで買い取りしているし、じゃんぱらでもSIMロック解除品のほうが買い取り価格を高く設定している。3キャリアの下取り価格との差がさらに広がる。

イオシスではSIMロック解除品を5000円高く買い取るキャンペーンを実施している

じゃんぱらではドコモ版iPhone 7 Plus 256GBのSIMロック解除品を5000円、au版、ソフトバンク版を7000円高く買い取り価格を設定している(9月3日時点)

SIMロック解除期間を確認して
解除可能なら早めにオンライン手続き!

 ドコモは5月24日から、auとソフトバンクは8月1日からSIMロック解除の受付条件を変更している。3キャリアともに2015年5月以降に発売された端末であれば、分割払い時は購入日から100日を経過していればSIMロック解除が可能だ。なお一括購入時は、ドコモは2017年5月24日からSIMロック解除が即日可能となっており、au、ソフトバンクは2017年12月1日より同条件での受け付けが実施される。

 キャリアショップでSIMロック解除手続きすると3000円(税抜)の手数料が必要。ただし、ドコモは「My docomo」、auは「My au」、ソフトバンクは「My SoftBank」からオンライン手続きすれば手数料は一切かからない。手続き自体も数ステップで完了する。

 しかし、SIMロック解除の作業が少々めんどうだ。購入した通信事業者と異なるSIMカードを用意できれば装着するだけでOKだが、別の通信事業者のSIMカードを持っていない場合は、1.iPhoneをバックアップする→2.バックアップを作成したらiPhoneを消去する→3.作成したバックアップからiPhoneを復元する……という手順が必要となる。しかし、中古ショップの買い取り価格が大幅アップするので、手間はかかっても実施しておきたい手続きだ。

ドコモの場合、「My docomo」→「ドコモオンライン手続き」→「その他」→「SIMロック解除」から、SIMロック解除を手続きできる。メニューの深い階層にあるので少々わかりにくい


 続きは「中古iPhoneはどうすれば高く買い取ってもらえる? どこで売るのがベスト?」でお楽しみください。

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