セガ・インタラクティブは、本日1月11日に秋葉原にあるUDX THEATERにて、ボーダーブレイク新プロジェクト発表会ボーダーブレイク新プロジェクト発表会を行なった。そこで、2009年に稼働し、今年で9年目となる人気アーケードゲーム「ボーダーブレイク」のPlayStation 4(PS4)版を発表した。
本作はアーケード版と同じくブラスト・ランナーと呼ばれるロボットによる10対10のオンライン対戦を行なう、ハイスピードロボットチームバトル。頭、胴、腕、脚といった4ヵ所のパーツを組み替えるカスタマイズ性も、アーケード版と同じになっている。
イベント冒頭では、株式会社セガ・インタラクティブ代表取締社長の杉野行雄氏が登壇。ボーダーブレイクは、2009年9月9日にゲームセンターにて稼働し、60万人以上のプレイヤー、市場規模は500億円以上のインカムになるほどの人気タイトルになっているとのこと。
同社は、2016年よりIPそれぞれをその世界観を生かしたまま、より多くの人に触れてもらうためにさまざまなデバイスに最適化する「マルチデバイス×ワンサービス」という事業戦略を掲げている。そこで、ボーダーブレイクの長所である多人数ハイスピードバトルといったゲーム性、アクションを生かすには、PS4が最適だろうという結論に至ったという。
また、いろいろ悩んだ末にPS4版は基本プレイ無料(一部アイテム課金あり)を採用していることを明らかにした。ボーダーブレイクは、ゲームセンターで遊んでいるユーザーの認知度は高いが、そのほかのデバイスでゲームをプレイしている人への認知度はまだまだだが、PS4版は触ってもらえれば絶対に満足してもらえる自信がある。そのため、より多くのお客様に触ってもらい易いだろうということで基本無料にしたようだ。
次にボーダーブレイクプロデューサーの青木盛治氏、ゲストとしてでんぱ組.incの古川未鈴さんが登壇。未鈴さんは、ひと足先にプレイしたそうだが、DUAL SHOCK4でも快適にプレイ可能だったと語った。
本作は機体パーツの組み換え、パーツの色変更、各兵装ごとに設定された中で装備できる武器の変更といったカスタマイズが可能。そのほかに、アーケード版では機体性能の底上げや、アクションを追加できる「チップ」の設定が可能だが、その要素は(開発中の映像なので定かではないが)紹介動画中で確認できた。
ゲームの操作はPS4のコントローラーである「DUALSHOCK 4」のほか、マウス操作にも対応するという。アーケード版では、左にボタン2つを備えたアナログスティック、右に専用マウスといった操作だったため、アーケード版に慣れた人にはマウス操作の方が良いかもしれない。その辺りの操作性は気になるところだ。
料金は基本無料で一部アイテム課金のため24時間いつでもプレイが可能。また、アーケード版と異なり、ひとり用のストーリーモードが用意される。また、マッチングもCPU戦となる「ビギナーマッチ」、ランク変動のない対人戦の「カジュアルマッチ」、勝敗に応じてランクが変動する「ランクマッチ」が実装。アーケード版未プレイの人でも気軽にプレイ可能としている。
ストーリーモードには、主人公のハティや、ライバル的立ち位置のマーナガル、ハティが所属するチームを支えるオペレーターのミコトなど、個性豊かなキャラクターも多数登場。
オープニングテーマは数多くのアニメ作品などの劇伴で知られる作曲家「澤野弘之」氏によるプロジェクトSawanoHiroyuki[nZk](読み:サワノヒロユキヌジーク)が担当。壮大な楽曲「Amazing Trees」と、数多くのアニメ作品を手掛けるクリエイティブ集団ステロタイプのコラボレーションは必見だ。
PS4版ボーダーブレイクは、暑くなるころには配信したいとのこと。また、青木氏からコラボ製品の発表や、2月にオープンβテスト、4月にアーケード版&PS4版の合同ファンイベントが秋葉原にて開催することも発表された。詳細な日程などは、PS4版ボーダーブレイクの公式サイトまたは公式Twitterにて明かされるそうなので、気になる人はチェックしておこう。
©SEGA
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