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漆芸ダイヤルと螺鈿細工の桜吹雪がスゴイ

「桜吹雪」をデザインモチーフとしたセイコークレドールの限定モデル

2018年01月10日 15時00分更新

 セイコーウオッチは1月10日、高級ウオッチブランドの「クレドール」シリーズに「桜吹雪」をデザインモチーフとした限定モデルを発表した。発売は3月9日で税別価格は100万円。120本の数量限定となり、全国の「クレドール」取り扱い点で販売される予定だ。

 「クレドール」は、1974年に誕生した高級ドレスウオッチのシリーズ。フランス語で「黄金の頂き(CRÊTE D’ OR)」を意味する。今回の限定モデルは、2016年3月に発売した山田平安堂(やまだへいあんどう)とのコラボによる漆芸ダイヤルモデルの第2弾。山田平安堂は、1919年創業で宮内庁御用達の老舗漆器メーカーだ。

シグノ スプリングドライブ螺鈿限定モデル

 特徴は、日本の伝統的な技を駆使した漆芸ダイヤルにセイコー独自のスプリングドライブキャリバーを搭載している点。デザインモチーフの「桜吹雪」は、心騒ぐ桜吹雪の情景として文字盤に描かれており、螺鈿細工を中心にプラチナ蒔絵など漆芸のさまざまな技巧が用いられている。螺鈿細工は、切り出した板状の貝片を漆で地板に接着して上から漆を塗ったあとに、貝片が見えるまで余分な漆を研ぎ出す、日本では奈良時代より伝わる伝統工芸技法だ。

 ムーブメントには、ぜんまいのほどける力を動力源としながらICと水晶振動子で制御する独自の駆動機構「スプリングドライブムーブメント」キャリバー7R87を搭載する。

文字盤裏面。「スプリングドライブムーブメント」を搭載する

 ケースと裏ブタにはステンレススチール、ストラップにはブラックのクロコダイル、文字盤を覆うカバーにはサファイアガラスが使われている。ケースサイズは外径38.0mmで厚さ9.7mm。防水性能は日常生活防水で、防磁性能はJIS 耐磁時計1種となる。製品自体は山田平安堂製の特別ボックスに収められて販売される。

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