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レーザー網膜走査技術「VISIRIUMテクノロジー」の第1弾製品

網膜上に映像を描き出すアイウェア、7月から発売

2018年01月09日 12時00分更新

 QD レーザは1月4日、網膜上に映像を描き出すレーザー網膜走査技術「VISIRIUMテクノロジー」の第1弾製品「RETISSA Display」を国内販売すると発表した。発売は7月から。

 RETISSA Displayは、眼鏡型のフレームに内蔵された超小型プロジェクターから、網膜に直接映像を投影するヘッドマウントディスプレーだ。片眼の視野中心部に、HDMI端子で接続できる機器からのデジタル映像を投影できる。

 超小型プロジェクターからの微弱なレーザー光は、瞳孔の中心でいったん収束し網膜へと投影。眼のレンズである水晶体の状態に影響を受けにくいことから、視力やピント位置に関係なく、眼鏡やコンタクトレンズをしていなくてもボケのない映像を見ることができる。

 また、目に映っている風景の上に、デジタル映像を直接上書き可能。従来の仮想スクリーン方式では生じがちな実風景と投影映像のピントずれが、原理的に起こらないという。「見る」行為を妨げることなく、視界にデジタル情報が融合する新しい体験ができるとしている。

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