第353回
Qualcomm Snapdragon Tech Summitで発表
瞬間起動、常時接続、長時間駆動のAlways Connected PCが登場する
2017年12月13日 09時00分更新
Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
監視報告
瞬間起動、常時接続、長時間駆動のAlways Connected PCが登場する
2017年12月5日、クアルコムは第2回となるQualcomm Snapdragon Tech Summit年次イベントをハワイで開催した。そこでマイクロソフトとQualcomm Chips、HP、ASUSは、SnapdragonのチップセットでWindows 10とOffice 365が動作するAlways Connected PCを発表した。
マイクロソフトがYouTubeに投稿したバッテリー駆動時間に関する紹介動画「The New Always Connected PCs」
Snapdragonは10年ほど前からモバイル端末に搭載されてきたチップセットで、この度PCに搭載されることになったのだ。スマートフォンのような瞬間起動(Instantly On)やWi-Fiと携帯通信機能による常時接続(Always Connected)、そして1週間分をうたうバッテリー駆動時間を持つのが大きな特徴。
忙しいビジネスの現場では、PCをストレスなく使えることが重要なので、瞬間起動は大きな魅力となる。脆弱な公衆Wi-Fiから情報漏洩したり、オフィスのWi-Fi環境を数年ごとにリニューアルするコストを考えると、4Gネットワークでセキュアな通信機能を備えておいた方がコスト削減になるかも。バッテリーも30日間のスタンバイや20時間以上の駆動時間を実現しており、充電の手間が大幅に減りそう。働き方改革に寄与してくれることだろう。
OSはMobileではなく、フルのWindows 10が動作し、実行するアプリにも以前のARM版Windowsの時のような制限はない。Always Connected PCは2018年から発売される予定だ。
これでズバッと解決!
これまではモバイル端末に搭載されていたSnapdragonのチップセットを搭載したPCがお目見えする。瞬間起動、常時接続、長時間駆動というウリを持っている。
Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!
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