本作は体を動かす、サバイバルゲームのような競技性の高さと、攻殻機動隊の世界観を描いた非現実体験を得られる、とても高い実在感を得られる新しいゲーム体験を提供する素晴らしいコンテンツだ。
特に「光学迷彩」という攻殻機動隊のファンにはたまらないギミックが自分で体験できるのは、本作でしか味わえない。実際に見えてないのなら、気づくはずもないのだが、下画像のように輪郭が見えることもなく、完全な透明になり、敵に姿が見えなくなるという。
敵への奇襲や安全に情報端末をハッキングする手として非常に有効だが、逆に本当にまったく見えてなかったのだとしたら、ゲームに夢中になり移動はゆっくり行なっても振り向いたり、銃を振り回すようなプレイヤーの手が、迷彩を使って近づいた人に当たってケガをする可能性もあるのではと、少しだけ不安に思った。
敵が近くにいれば、警告音と表示が行なわれるので、大事には至らないかもしれないが、これからプレイする人は、実際に人が近くにいてプレイしているのだということを念頭において楽しんで欲しい。
プレイが終わった後は、本作の公式サイトにある「Mission Results」リンクから、プレイ日時を選ぶことでプレイ結果を参照することもできるという。映像を外で見えるようにしたり、録画した動画をもらえるなどのサービスにも期待したいところだが、現状はまだスタッフが中の映像を確認できるのみという。しかしながら、最優先で対応したいとのことなので、今後に期待したい。
本作はゲームセンターにあるガンシューティングとも、似てはいるがサバイバルゲームとも違うため、初めて対戦した際には、慣れるまでにやや時間がかかる。2回目以降はコツを掴み、成績がアップすると思うので、リピーターも多そうだ。攻殻機動隊ファンのみならず、まったく新しい非常に濃いVR体験をしたい人は、ぜひ体験しに行こう。
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