週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

『G-GEAR mini GI7J-B92/ZT』

4コア化した最新Core i3搭載! 小型PC「G-GEAR mini」の実力は

2018年01月09日 20時00分更新

 インテルの最新CPU、第8世代Coreプロセッサーことコードネーム「Coffee Lake」は、従来のメインストリームCPUと比較して大幅に性能が高いことで話題を集めた。Core i7やCore i5シリーズでは4コアから6コアへ、低価格PC向けのCore i3でも2コアから4コアへと、コア数を大きく増やしたのだ。

ツクモの小型ゲーミングPC「G-GEAR mini GI7J-B92/ZT」

 ツクモの「G-GEAR mini GI7J-B92/ZT」は、この最新世代に属する「Core i3-8100」を搭載した小型ゲーミングPCである。GPUにはNVIDIAの「GeForce GTX 1060」搭載グラフィックスボードを採用しており、PCゲームやVRコンテンツはほとんどのタイトルで問題なくプレイできるだろう。加えて、これだけてんこ盛りの構成ながら10万7784円(税込)で購入できるのは、かなりの買い得感がある。

 「PCゲーム用途でCore i3は力不足」と思われる方もいるかもしれないが、Core i3-8100は前述のように4コアを搭載しており、動作クロックも3.6GHzとかなり高い。ちなみに第7世代CoreプロセッサーことKaby Lake世代で最も安い4コアCPUは「Core i5-7400」で、定格動作クロックは3GHz、Turbo Boost時は3.5GHzだった。発売当初の実売価格が2万5000円前後だったことを考えると、1万5000円前後のCore i3-8100のコストパフォーマンスはずば抜けている。もともとDirectX 11世代以前のPCゲームでは「CPUは4コアのCore i5で十分」という風潮もあったが、この世代からはCore i3がそのポジションに収まるわけで、ゲームとの親和性も高いと言っていいだろう。

『G-GEAR mini GI7J-B92/ZT』の主なスペック
CPUCore i3-8100(4コア/4スレッド、3.6GHz)
マザーボードASRock Z370M-ITX/ac(Intel Z370)
OSWindows 10 Home
メモリー8GB(4GB×2、DDR4、2400MHz)
グラフィックスGeForce GTX 1060(3GB)
ストレージ240GB SSD(SATA)
光学ドライブなし
電源HEC製電源ユニット(定格500W、80PLUS BRONZE認証)
本体寸法およそ幅183×奥行き390×高さ300mm
重量およそ7.5kg
販売価格10万7784円(税込)

 今回は、そんなお得なCore i3-8100を搭載したG-GEAR mini GI7J-B92/ZTの使い勝手や性能を、さまざまな面から検証していこう。

置き場所を選ばない小型PC、内部のケーブルはスッキリ整理

 G-GEAR mini GI7J-B92/ZTは、PCケースの前面や天板、側板など各所にメッシュ構造を採用しており、冷却性能とエアフローに優れている。サイズは幅183mm、奥行き390mm、高さは300mmと、やや縦長のキューブタイプと考えるとわかりやすいだろう。前面右にはフロントポートとして、2個のUSB 3.0ポートとヘッドフォン端子、マイク端子を装備する。

フロントパネルの右下にフロントポートを装備。机の上に置いて使うことを意識した配置だ

 マザーボードはASRockの「Z370M-ITX/ac」で、ギガビットイーサネット対応の有線LANポートのほかに、IEEE 802.11acまで対応する無線LAN機能を搭載し、ワイヤレスでネットワーク接続も可能だ。ワイヤレスのキーボードとマウスを組み合わせれば、PCに接続するのは電源ケーブルとディスプレーケーブルだけでよいので、サイズも相まって置き場所を選ばない。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう