内閣府知的財産戦略推進事務局が運営するクールジャパン官民連携プラットフォームは12月4日、「クールジャパン・マッチングアワード2017」の表彰式を開催。審査員特別賞として、株式会社電玉とASCII STARTUPのコラボ企画「電玉 SAO EDITION」が受賞した。
クールジャパン・マッチングアワード2017は、日本の魅力あるコンテンツを軸として異業種が連携し、新たな商品・サービスの創出を後押しする「クールジャパン・マッチングフォーラム2017」で実施したものだ。異業種連携の先進的なビジネスプロジェクトを表彰する。
審査員として、慶応義塾大学大学院政策・メディア研研究科 特別招聘教授の夏野剛氏や、カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長の楠本修二郎氏、内閣府知的財産戦略推進事務局 政策参与の浜野京氏らが務めた。
今回受賞した電玉 SAO EDITIONは、伝統玩具であるけん玉にIoTを実装し、アプリでオンライン対戦などが楽しめる「電玉」と小説・アニメで高い人気を誇る「ソードアート・オンライン」とが連携したプロジェクトだ。
表彰式では、株式会社電玉の大谷宜央代表取締役が受賞者として、ASCII STARTUP編集部の北島幹雄が連携先として登壇。審査員の1人であり、トロフィーの授与を担当したクールジャパン・アンバサダーのジャスティン・ポッツ氏は、「日本の伝統であるけん玉を活かした新しい発想の遊び、世界中の人をつなげる文化の創造が素晴らしいです」と講評した。
大谷代表取締役は受賞のコメントとして、「クールジャパンにふさわしいコンテンツとして、電玉はこれからもグローバルに精進して展開していきたい」と述べた。
そのほか、花火と3Dサウンド・ライティングの最先端テクノロジーやパフォーマンスを融合させた「STAR ISLAND」(スターアイランド)も審査員特別賞を受賞。準グランプリは、ドキュメンタリー「映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』」と、「SNOW×日本のコンテンツ「顔認識スタンプ」共同開発」が選ばれた。
グランプリには、「VR ZONE SHINJUKU(ブイアール ゾーン シンジュク)」が輝いた。
最後に、クールジャパン官民連携プラットフォーム共同会長である、松山政司クールジャパン戦略担当大臣が総評として、「本年度の異業種連携の道しるべとなる素晴らしいプロジェクトを表彰できたことを、クールジャパン戦略担当大臣として大変うれしく思います。マッチングアワードの表彰はゴールではなく、1つの通過点ではありますが、みなさまの取り組みがさらに大きなビジネスへと発展していくことを期待しています」と語った。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります