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Google VS Amazon オンキヨーのスマートスピーカー体験会で見たAIの進化

2017年11月30日 17時20分更新

オーディオを超えるスマートスピーカーの可能性

オンキヨー&パイオニア マーケティングジャパン 社長の荒木健氏(中央左)とオンキヨー AI/Iot事業戦略室 室長の宮崎武雄氏(中央右)

オンキヨー&パイオニア マーケティングジャパン 社長の荒木健氏(中央左)とオンキヨー AI/Iot事業戦略室 室長の宮崎武雄氏(中央右)

 体験会の先立ち、オンキヨー&パイオニア マーケティングジャパン 社長の荒木健氏がAI(人工知能)の可能性について、手の使えない状況での便利ツール、カレンダー連携のビジネスツール、介護などの支援ツールといった用途を具体的に挙げ、屋内/屋外どちらでも活用できる技術であると語った。

自宅での活用例。マイクとスピーカーを別々に配置し、あらゆる場所で音声コントロールを可能にする

自宅での活用例。マイクとスピーカーを別々に配置し、あらゆる場所で音声コントロールを可能にする

バスルームでも音声コマンドにより音楽を再生。スピーカーではなく加振器を利用する

バスルームでも音声コマンドにより音楽を再生。スピーカーではなく加振器を利用する

加振器は天井裏に設置して壁を振動させることで音を出す装置だ

加振器は天井裏に設置して壁を振動させることで音を出す装置だ

 また、ほかの機器とつながるスマートスピーカーの特徴が「さまざまな販路を開拓できるのではないか」と主張。販売店においては従来のオーディオコーナーだけでなく、ほかのジャンルの商品とのコラボレーションも期待できるという。

 さらに、同社の製品(オンキヨー、パイオニア)の70機種以上がスマートスピーカーとの接続が可能であることもアピールした。

 オンキヨー AI/Iot事業戦略室 室長の宮崎武雄氏によれば、スマートスピーカーを使った人の65%が普通のスピーカーには戻れないとし、さらに45%の人が追加購入しているという。

 同氏はスマートスピーカーを使うことで、音楽を聴くという行為がものすごく簡単になるとし、音楽を聴く機会を増やしたいという想いから早い段階からスマートスピーカーを開発。いち早く日本で製品化を実現した。

 そして、Amazon AlexaとGoogle Assistant、両方の製品をリリースする「マルチAI戦略」により「(ユーザーに)AIを選べる機会を提供する」と語った。

 このほか、同社は自動車とスマホを接続する規格を管理する「SDLC」(SmartDeviceLink Consortium)に加入し、自動車におけるAI活用についても研究開発を行なっているとした。

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