レッドハットは11月29日、ソフトウェアデファインドオブジェクトストレージプラットフォームであるRed Hat Ceph Storageの最新版となる「Red Hat Ceph Storage 3」を発表した。11月に一般提供が開始される予定。
Red Hat Ceph Storageのメジャーアップグレードとなるもので、iSCSIによるブロックストレージが導入された。これによってバックアップとリカバリーを含むより幅広い使用法が可能になり、とくに、ネイティブなCephドライバーのないVMwareとWindowsのような異種混合のストレージ環境において利点。
CephFSの導入により、Red Hat Ceph Storage for OpenStackで提供されるブロック/オブジェクトストレージのサポートが補完され、ウェブスケールクラウドやネットワーク機能仮想化インフラストラクチャー、開発クラウドを含む多数のプライベートクラウドデプロイメント用のOpenStackに取り入れることが可能となる。
また、ウェブベースのインターフェースには新たにいくつかのダッシュボードが装備されており、グラフィカルな表示が可能。システム管理者が分散ストレージクラスタの事前予防的な監視とトラブルシューティングを行なう際など、使い勝手の大幅な向上も目指しているという。
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