では、実際の性能をチェックしよう。今回は、動画編集ソフト「PowerDirector 16」を利用して、4K録画対応のビデオムービーで撮影した1分32秒の4K動画を、H.265形式に変換する時間を計測した。変換設定は、PowerDirector 16の標準設定で、H.265、50Mbps、3840×2160ドット、30fpsの形式へと変換した。また、比較としてCPUにCore i7-7567Uを搭載する、専用グラフィックスを内蔵しない一般的なノートPC「m-Book H571SN1-S2」でも同様のテストを行なった。
結果は、Core i7-7567U搭載のm-Book H571SN1-SH2が20分49秒かかったのに対し、DAIV-NG7500は10分33秒と、2倍近く高速だった。Core i7-7567Uは、第7世代Core i7の中でも上位に位置付けられるCPUだが、そちらよりも圧倒的に高速だったのは、やはり4コア8スレッド処理に対応しているからだ。
今回は動画変換で性能を検証したが、もちろんそれ以外の作業でも性能差はかなり大きくなるだろう。そして、3Dグラフィックスの描画性能も、ディスクリートGPUとしてGeForce GTX 1070搭載のため、圧倒的に優れる。
このようにDAIV-NG7500は、プロのクリエイターやエンジニアも納得の性能を備えている結論づけていいだろう。そして、競合製品に比べると価格は十分に競争力があり、カスタマイズも自由自在。プロも納得の魅力を備える製品としてオススメしたい。
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