週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

パナソニックの静止画最強ミラーレス「LUMIX G9 PRO」に触ってきた!

2017年11月16日 16時15分更新

 パナソニックは11月16日、ミラーレス一眼カメラ「LUMIX G9 PRO(DC-G9)」を発表した。2018年1月25日発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は22万7000円前後。

同時発表の超望遠レンズを装着した「LUMIX G9 PRO」

同時発表の超望遠レンズを装着した「LUMIX G9 PRO」

 静止画撮影のフラッグシップモデルとなる本機は、世界最高という6.5段のボディー内手ブレ補正およびレンズ交換式カメラとしては最速となる0.04秒のAFを実現している。

「Dual I.S.2」対応レンズなら望遠域でも6.5段の手ブレ補正効果を得られる

「Dual I.S.2」対応レンズなら望遠域でも6.5段の手ブレ補正効果を得られる

 手ブレ補正はジャイロセンサーだけでなく、撮像素子や加速度センサーからの情報を取得し、高精度な補正を行なう。また、ボディー内の5軸とレンズ内2軸の手ブレ補正を連想させる「Dual I.S.2」も利用でき、望遠域でも6.5段の手ブレ補正効果を得られる。

8000万画素相当の画像が得られる「ハイレゾモード」

8000万画素相当の画像が得られる「ハイレゾモード」

ハイレゾモードはメニューから設定。10368×7776ドットの画像を得られる

 さらに、手ブレ補正の機能を利用して、センサーを動かしながら8回の連写合成を行なうことで8000万画素相当の画像を得られる「ハイレゾモード」を搭載する。

空間認識技術により合焦速度0.04秒を実現

空間認識技術により合焦速度0.04秒を実現

 AFは同社独自の空間認識技術を採用。EVFも120fps駆動が可能で、表示タイムラグは0.0005秒と低遅延。動体に対するAF性能も向上している。

被写体が後ろを向いても追従し続けるAF

 顔・瞳認識AFはディープラーニング技術を用いることで、被写体が正面を向いていなくても認識が可能。ピントを合わせ続けられる。

 撮像素子は2030万画素のLiveMOSセンサーを搭載。ローパスフィルターレス仕様となっている。センサー表面にARコーティングが施され、逆光時のフレアを抑制する。

AF追従で秒間20コマの連写ができる

AF追従で秒間20コマの連写ができる

 画像処理エンジンの「ヴィーナスエンジン」はセンサーからの信号処理フローを最適化することでダイナミックレンジを拡大。また、明度別に色の制御を行なう「新3次元色コントロール」を新たに搭載する。

 連写速度はAF追従で約20コマ/秒、AF固定では約60コマ/秒を実現してる。

ボディーは全体的にマグネシウム合金を採用する

ボディーは全体的にマグネシウム合金を採用する

新機種は特殊な黒顔料を採用した塗装で漆黒の黒を実現している。左が従来モデル、右が新機種の塗装

新機種は特殊な黒顔料を採用した塗装で漆黒の黒を実現している。左が従来モデル、右が新機種の塗装

本体背面。EVFは高精細な有機ELを採用。倍率は0.83倍だ

本体背面。EVFは高精細な有機ELを採用。倍率は0.83倍だ

背面モニターはバリアングル&タッチパネルだ

背面モニターはバリアングル&タッチパネルだ

 ボディーは全体がマグネシウム合金で、防塵・防滴仕様。デザインはファインダーを覗きながらの操作にこだわっており、EVFは368万画素という高精細な有機ELパネルを採用する。

側面のUSB端子は充電および給電にも対応する

側面のUSB端子は充電および給電にも対応する

記録メディアはSDメモリーカード。デュアルスロットだ

記録メディアはSDメモリーカード。デュアルスロットだ

グリップのシボ加工も新たに開発したもの。グリップ感が増しているという

グリップのシボ加工も新たに開発したもの。グリップ感が増しているという

 レンズキットはLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.が付属する「DC-G9L」(予想実売価格 31万円前後)を用意する。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります