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調剤を誤るとアラートを表示

藤沢市でHoloLensを使った薬剤師業務支援の実証実験

2017年11月14日 09時00分更新

 シャンティは11月13日、HoloLensによるMixed Reality(MR)調剤薬局支援システムの実証実験計画を発表した。神奈川県のさがみロボット産業特区公募「ロボット実証実験支援事業」として7月に採択された事業で、11月20日(月)から藤沢市のあけぼの薬局 辻堂駅前店にて実施する。

 システムはHoloLensとQRコードに加えて指に装着するRF(非接触)センサーの組み合わせ。処方箋に記録されるQRコードを認識してタスクや薬品の位置といった情報を表示。処方内容と取り出した薬の情報を照合したり、誤りがある場合はアラートが作動したりするなどして、薬を薬品棚から正確に取り揃えられるように薬剤師をナビゲートする。

 実証実験では、調剤薬局に勤務する薬剤師4名が被験者として参加。機器を装着することによる負荷や業務効率の変化などを実証するという。また検証実施状況は360度録画可能なカメラで録画し、動線や被験者の様子も客観的に分析するという。

 同社によると薬局でHoloLensを使った業務支援は日本初。システムは実証実験で運用面の課題をフィードバックし、2018年4月に販売開始する予定としている。

システムを装着した調剤業務の様子

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