センスウェイは11月7日、低電力広域通信規格「LoRaWAN」によるIoT通信プラットフォーム事業を事業化し、サービス開始に向けてさまざまな実証実験を拡大していくと発表した。
同社は、三井不動産、明成通信の協力を得て、柏の葉キャンパスにおいてIoTプラットフォームのセキュアで確実なネットワークの有用性可用性を検証する実証実験を実施している。従来は難しいとされていた、上り242バイトの遠距離データ送信に成功し、センスウェイのIoT通信プラットフォームの実用性と堅牢性を実証するというもの。
同時に、関係官庁に対し電気通信事業者として登録手続きをし、電波法・電気通信事業法を順守する運営体制を整えていくという。また10月31日には、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズを中心に、エンジェル投資家によるシードラウンドの資金調達を終了している。
同社は、今後もパートナー企業等と協力し、LoRaWANの基地局を段階的に設置。全国でLoRaWANをIoT通信プラットフォームとして商用化できるようにしていくという。またLoRaアライアンスには、コントリビュートメンバーとして参加し、国内におけるエバンジェリスト企業としてLoRaWANの普及・促進に貢献していくとしている。
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