週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

iPhone Xの「切り欠き表示」は対応アプリの増加に期待

2017年11月03日 12時00分更新

 iPhone Xの画面上部の凹の切り欠き(センサーハウジング)付近と縦長ディスプレーは大きな特徴のひとつ。ホーム画面では凹の左側に時間、左側にはモバイル回線のアンテナやWi-Fi、バッテリー状態のアイコンが表示されている。そこで気になるのが、アプリを起動した際にこの領域がどう使われるかという点だ。

 標準のマップを起動すると、凹の左右に時間やアイコンが表示される。これはアプリ側がiPhone Xの特徴的な表示に対応していることを示している。

iOS標準のマップアプリの表示

Googleマップでは画面上下に黒帯の領域が表われる

 次にGoogleマップを起動すると、表示領域がディスプレー横の比率に合わせて縮小され、画面の上下に黒帯が表われた。チェックした日時は11月2日で、この時点ではGoogleマップアプリがiPhone Xの特殊な表示に対応していなかった。

 ほかの主要な地図アプリを確認してみると、11月2日時点では「Yahoo!マップ」がiPhone Xに対応しており「地図マピオン」は非対応だった。

Yahoo!マップの表示

地図マピオンの表示

 続いてブラウザーをチェック。当然ながら「Safari」は対応しているが、マップと同じ同じGoogleアプリながら「Chrome」も対応済み。「Firefox」も対応しているが「Opera mini」は非対応だった。

Safariの表示

Chromeの表示

Firefoxの表示

Opera miniの表示

 2チャンネルブラウザー「BB2C」と「JaneStyle」を試してみたが、どちらも非対応だった。

BB2Cの表示

JaneStyleの表示

 アプリが非対応のためセンサーハウジング付近まで画面表示されない場合に気になるのが、文字の入力時。対応アプリで文字入力する際は縦長になったディスプレーの表示領域をフルに使えるため、キーボードサイズが拡大する。逆に非対応アプリでの文字入力は、画面上下の黒帯の領域のせいでキーボードサイズが拡大されない。

対応アプリの場合は表示領域をフルに使ってキーボードを表示

非対応アプリの場合は画面上下の黒帯のため、表示領域をフルに使わずキーボードが小さくなる

 主要アプリは順次iPhone Xに対応していくと考えられるが、iPhone X購入直後はふだん愛用している非対応アプリを使う際、少しストレスを感じるかもしれない。


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事