nottecoは11月1日、北海道天塩町にて、自治体向けライドシェア交通サポートサービスを本格始動すると発表した。
nottecoと北海道天塩町は2017年1月に提携し、3月12日から地方都市専用長距離ライドシェアサービスの実証実験を実施してきた。
北海道北部に位置する天塩町では、生活圏である稚内までおよそ70km離れており、直通の公共交通手段はないため、バス・電車を乗り継いで2時間以上要している。自家用車がない町民は買い物や通院の際に不便をきたしており、かねてから改善を望む声が上がっていた。
同社は実証実験期間中、サービスの説明会や会員登録会、町民との意見交換会や家庭訪問による状況把握などを実施し、天塩町と稚内間の交通手段の1つとして定着するよう、町と協力してきた。
今では1日1便は往復ができるようなドライブ予定が登録されており、実質上の「定期便」ができ、町民からも「notteco がなくなったら町から引っ越ししなくてはならない」という声も上がってきたことから、今回の本格始動にいたった。
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