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糖尿病患者の初期症状を、グラフェン利用の中敷き型センサーでモニター

Makers Boot Camp、糖尿病患者向けフットセンサー開発ベンチャーへ投資

2017年11月02日 13時30分更新

 Makers Boot Campは11月1日、ジェネラル・パートナーとして管理する「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」として、糖尿病患者向けフットセンサー開発ベンチャーの米Bonboutonへ投資したと発表。国内/海外合わせて5番目の投資だ。

 Bonboutonは、糖尿病患者が合併症として足にあらわれる初期症状を、グラフェン利用の中敷き型センサーでモニターし、アプリを通じて患者に知らせるプラットフォームを開発中だ。

中敷き内のグラフェンセンサー。通常の中敷きと使用感は変わらないという

 グラフェンは、炭素原子1~数層のシート状のグラファイト(黒鉛)だ。極めて薄く、ダイヤモンドと同等の強度、高い柔軟性/電気・熱伝導率という特性を持つ。化学耐性や耐熱性の高さから、シリコンや貴金属の代替品として有望視されている。

 Bonboutonは現在、ニューヨーク市のDIGITAL HEALTH BREAKTHROUGH NETWORKに参加中であり、プログラムを通じて市内の主要病院と臨床実験を実施している。実験で有効性を証明したのち、2019年には一般消費者に向けたサービスを提供予定としている。

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