11月3日の発売を前にして、「iPhone X」がASCII編集部にやってきた! すでに開封の儀は記事になっているので、新機能で目玉のひとつ「Face ID」をさっそく試したので、その結果をお伝えする。
Face IDは当たり前だが最初にユーザーの顔を登録するところから始まる。次にドットプロジェクターに顔の凹凸を認識させるため、首の運動のごとく顔をグルグル回す必要がある。この動作を2回やれば顔の登録は完了。あっさりしている。
メガネあり・なし:解除OK
顔認証のお約束だが、メガネを取っても反応するかどうかをチェック。これはなんなく認証をクリア。お風呂上がりや寝起きなど、メガネをかけていない状態からiPhone Xを使いたいときでも安心だ。
口を大きく開けてみる:解除OK
最初の何回かは口を開けるとロック解除されなかった。しかし、学習したのか口を開けていてもしっかりと認識してくれるように。あくびをしながらでもiPhone Xを使えるということだ。
口を隠す:解除NG
意外にも反応してくれなかったのがコレ。顔の上半分が出ているだけではダメらしい。これは何回やってもロック解除されなかったので、おそらくマスク着用も厳しいかも。
目を隠す:解除NG
顔の上半分を隠してみたが、これもダメ。顔の凹凸が手で隠されてしまっているからだろう。
正装(標準モード):解除OK
筆者の正装であるヘルメット装着。なんとまさかのロック解除! ヘルメットで頭が覆われているので厳しいかと思いきや。なにげに、バイク乗りの人には朗報だ。
正装(本気モード):解除OK
筆者が本気のときはヘルメットのバイザーを下げる! これまた驚きのロック解除。ドットプロジェクターはバイザー越しに顔を識別しているのだろうか。なんにせよ、バイク乗りにありがたい。今度はフルフェイスで試してみたいところ。
ドロイドさん:解除NG
ドロイドさんに頼んでマスクを使わせてもらった。さすがにここまで顔が隠れていると、ピクリとも動かず。残念ながらドロイドさんはロック解除ができないようだ。
ほぼ実物大顔写真:解除NG
筆者の顔をほぼ実寸でカラープリントし、それでロック解除できるのか試したところ……ダメだった。たしかに、これで解除されてしまってはセキュリティーの意味をなさないため、当たり前なのだが。
【まとめ】Face IDを使ったら指紋に戻れない!
まだまだ検証してみたい事例はあるのだが(双子とか寝顔とか)、取り急ぎここまで。しかし、この短時間の検証でも、ロック解除できる場合とできない場合がしっかりしていたので、安心して使えそうだ。心配だったロック解除までの認識時間も素早く。体感で1秒かからない。見た瞬間ロック解除と言っても過言ではない。
最近は指紋認証に慣れてきてしまって、指紋センサーのないスマホなんて使えない! と思っていたのだが、Face IDの利便性を体験してしまうと、指紋には戻れないなあと、遠くを見つめてしまった。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります