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IoT機器の本当にあった怖い話

ネットワークカメラから誰かが覗いている

2017年11月22日 11時00分更新

家庭のIoT機器を守るにはどうすればいいのか?

 さて、とはいえIoT機器の使用を恐れていても仕方ありません。ここで紹介してきたような脅威を排除するためにユーザーが取るべき対処がいくつかあります。

 第1に、ユーザーIDとパスワードを初期設定の状態から今すぐに変更すること。これだけで、安直なログインを試みるマルウェアの侵入を防ぐことができます。

 第2に、ルーターやIoT機器の脆弱性に対するファームウェアなどのアップデートを常に行うこと。

 第3に、これは1番目、2番目と同義とも言えますが、PCに限らず、ネットワークに接続する機器に対してセキュリティ意識をしっかり持つことです。

 とはいえ、PCならばセキュリティソフトやファイアウォールなどでセキュリティ対策を取れることは常識ですが、スマートフォンをはじめ、スマートテレビやウェブカメラ、ゲーム機などのセキュリティはどうしたらいいのでしょうか?

 そんな人におススメなのが「Bitdefender BOX」。

 Bitdefender BOXは、先に紹介したルーマニアのセキュリティソフトベンダーBitdefenderが開発したセキュリティ機器。家庭内LANの中に番犬を置くようなイメージで、PCに限らず、スマホやスマート家電、IoT機器など、家庭のネットワーク内に接続されたすべての機器を管理することができます。

 Bitdefender BOXは、手のひらに乗るほど小さな箱状のガジェットで、セットアップはこれを自宅ネットワークの中に組み入れるだけ。

かなり小さい箱状のガジェット。これだけで家庭のIoT機器をすべて守れる。

 実際に、編集部のルーターに接続してみました。

ルーターに対してこのサイズ感。まぁ、ルーターがでかいというのもありますが。

 ネットワークに組み入れるだけ、とは言ったものの、多少の知識は必要になります。

 まず、Bitdefender BOXがネットワーク下にあるデバイスをすべて把握する必要があるため、ネットワーク内の機器に対しIPアドレスを発行するDHCPサーバー機能をBitdefender BOXが担う必要があります。

 そのため、現在自宅で運用しているルーターがあれば、そちらのDHCP機能をオフにしておきましょう。

 もし、現在利用しているルーターがない、という場合には、このBitdefender BOXがWi-Fiルーターとしても機能します。

 あとは、ルーターにBitdefender BOXを接続すればセットアップは完了。

 Bitdefender BOX自体のコントロールは、iOSやAndroidといったスマホ向けの管理アプリ「Bitdefender BOX」を使って行ない、ダウンロードしてアクティベートすると、Bitdefender BOXと同じネットワーク内にあるネットワーク機器をスキャンしてくれます。

流石に編集部のルーターは接続機器が多すぎて何が何やら分からない感じに。

 最初に現在ネットワークに接続されている機器の一覧が表示され、すべてゲスト扱いになっているので、それぞれに分かりやすく名前を付け、ファミリーに登録していきます。

Macアドレスなどから自宅の機器だと分かるものは、ファミリーへ登録。

 すべての機器を登録し終えて、なおかつゲストに残っている機器は、無断で自宅のWi-Fiにつないでいる侵入者かもしれません。これらの機器は、アプリ上から接続拒否することもできます。

利用している機器が多いと、最初の登録作業こそ少し面倒ですが、Bitdefender BOXの特徴のひとつは、この“自宅のネットワーク機器の見える化”にあります。普段目の届かない機器まで勝手に見守ってくれるのがありがたい。

 無事Bitdefender BOXの保護下に入った機器は、スマートテレビやネットワークカメラなどのIoT機器であっても、それぞれに初期状態のIDやパスワードを使用している機器を警告したり、不必要に開放されているポートがあるなどの脆弱性のチェックができ、ウィルスやマルウェアの侵入を検知し、スマホに知らせてくれます。

 また、PCやスマホなどでのウェブブラウジングの際にも、クラウドのブラックリストと照合し、フィッシンング詐欺サイトやランサムウェアの配布サイトなどへのアクセスを事前に察知し遮断してくれます。

 また、この製品にはWindows、MacOS、Android用のウィルス対策ソフト「Bitdefender Total Security 2017」を、台数無制限で、1年間無料で利用できる権利も付属しています。

 そしてこの製品、なんとアスキーストアでも取り扱っております。

 これからは、PCだけでなく、家庭内にあるすべてのネット機器のセキュリティに気を配る必要がある時代になってきました。なかなか世知辛いですね。

Bitdefender BOXの主なスペック
Wi-Fi機能 IEEE 802.11/b/g/n 2.4GHz
インターフェイス Ethernet 100Mbps
本体サイズ/重量 幅89×奥行き89×高さ28mm/重量約92g
サポート対象プラットフォーム Windows 7 (SP1)以降 (32ビットおよび64ビット)、Mac OS X Mavericks (10.9.5) 以降
BOX管理アプリ iOS 7.0以降、Android 4.0以降
価格 1万5984円

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