Q3 Apple Payなのに「QUICPay」や「iD」、「Suica」で支払うのはどうして?
A3 日本では以前からFeliCaとそのインフラが普及していたため
日本国内では早くからFeliCaによるIC決済プラットフォームが広く普及していたため、iPhoneもわざわざFeliCaを搭載し、このインフラを経由してApple Payを利用することになったのです。
Walletアプリにクレジットカードを登録すると、QUICPay/iDのどちらかのロゴがカード上に表示されるので、コンビニなどの店頭では「QUICPayで支払います」または「iDで支払います」と伝えたうえで、Touch ID(iPhone 7/8の場合)に指をタッチしたままICリーダーにiPhoneをタッチすれば決済が完了です。支払いは紐付けされたクレジットカードに合算されて後ほど請求されます。
Suicaでも基本的には同じですが、こちらはプリペイド型なのであらかじめチャージしておく必要があります。チャージは「Suica」アプリからが便利なのですが、「Suica」アプリではApple Payのほかに、アプリ内で独自に登録したクレジットカードからのチャージも可能です。
このうち後者はJCB/VISA/MasterCard/AMEX/ダイナースといった国際ブランドに対応していればOK……つまり、Apple Pay非対応のカードであっても「Suica」アプリ経由であれば使えるというわけです。
Q4 Suicaを登録したら設定された「エクスプレスカード」ってなに?
A4 エクスプレスカードにSuicaを登録すれば、Touch IDなしで使える
コンビニなどでQUICPay/iD経由で決済する際は、前述したようにTouch IDに指を乗せた状態でリーダーにタッチする必要がありますが、通勤時間帯の自動改札機で毎回それを求められたら、誰かがミスするたびに混乱が発生します。
そこでApple Payでも、Suicaについてはエクスプレスカードに設定しておくことで、Touch IDなしで決済するという扱いをしています。Suicaを自動改札機で使うという人はオンにしておくといいでしょう。
Q5 「VISAはApple Payで使えない」ってのはなんだったの?
A5 実利用の場面では基本的に忘れてしまってOK
すでに繰り返し紹介していますが、Apple Payへのカードの登録の可否は原則としてカード会社で決まってきます。カード会社が対応していれば、VISAブランドが付いたカードでもApple Payに登録することは可能で、QUICPay/iD経由での決済が可能です。
ただ、Apple Pay自体は独自の決済プラットフォームも持っており、MacやiPhoneを使ったウェブやアプリ経由での決済が可能です。そしてこれはVISAには対応していないのです。
具体的には、先ほどSuicaのチャージ方法として、Apple Pay経由とアプリ内で登録したカードの2通りがあると紹介しましたが、前者については実はVISAブランドのカードでは不可能です(Apple Payに登録できるカードであっても)。ただし後者は可能ですし、国内の店舗でApple Payを利用するのはQUICPayやiD、Suica経由が大半ですから、実利用上はあまり気にする必要はないというわけです。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります