iPhone 7でついにiPhoneにも搭載されたFeliCa。日本の“ガラパゴス”ケータイ/スマホの象徴的な機能でもあったFeliCa(おサイフケータイ)をアップルがサポートするとともに、Apple Payのサービスを開始して1年が経つが、iPhone 6s以前からの乗り換えで、初めて使うという人も多いはず。
1年前はたくさん記事が出たiPhoneでのApple Payの使い方だが、当時と比べると状況が変化している部分もあるので、あらためて2017年秋での最新情報をQ&A形式で紹介する。
Q1 結局どのクレジットカードならApple Payで使えるの?
A1 「カード会社」次第ながら、大半のカードが利用できる
いきなり本題に入りますが、これはクレジットカードを発行している会社がApple Payに対応しているかどうかが重要です。カードの表側にある「VISA」「MasterCard」「JCB」「AMEX」といったロゴ(国際ブランド)はひとまず関係ありません。
たとえば、同じVISAのブランドが付いているカードでも、三井住友カード、三菱UFJニコス、クレディセゾン、楽天カードなどなど、大小さまざまな企業がカードを発行していますが、重要なのはこれらの会社の方ということです。
Apple Payに対応したカード会社は開始当初は多くないというイメージがありましたが、現在では大手から中堅クラスまで幅広くカバーしています。
●Apple Payに対応している主なカード
・三井住友カード
・クレディセゾン(セゾンカード、UCカード、セゾンAMEX)
・三菱UFJニコス(JCB/AMEXなどを除くMUFGカード)
・American Express
・JCBカード
・オリコカード
・楽天カード
・ビューカード(JR東日本)
・TS CUBICカード(トヨタファイナンス)
・イオンカード
・JACCSカード(ジャックス)
・セディナ(セディナカード、OMCカード)
・ライフカード
・アプラス
・UCSカード
・ポケットカード(P-oneカード、ファミマTカードなど)
・エポスカード
・ワイジェイカード(Yahoo! JAPANカード)
・dカード(NTTドコモ、プリペイド型除く)
・au WALLETカード(プリペイド型含む)
・ソフトバンクカード
このほかにも地方銀行系のカード会社など、三井住友カードやJCBカードの基本機能を引き継いで発行しているカードも利用できます(地方銀行系カード会社でもDCカード/UCカードがベースのものは非対応)。
さらにセブン—イレブン「セブンカード・プラス」、髙島屋「タカシマヤカード」、ゆうちょ銀行の「JP BANKカード」のように、クレジットカードの基本部分は専業のカード会社に委託しているケースでもApple Payに対応しているカードがあります。
Q2 では、どの会社のカードはApple Payで使えない?
A2 ダイナース、SBIカードなど。デビットカードも
前述のようにこの1年の間に主要カード会社の大半がApple Payに対応したので、非対応のカード会社/クレジットカードは大幅に減少しました。
●Apple Payに対応していない主なカード
・ダイナースクラブ
・三菱UFJニコス(DCカード、NICOSカード、MUFG AMEXなど)
・SBIカード
・ゴールドポイントカード・プラス(ヨドバシカメラ)
・各社デビットカード(JCB/VISAデビット)
など
注意が必要なのは三菱UFJニコス。同社は過去の経緯からさまざまなブランドを抱えており、Apple Payに対応しているのは「MUFGカードでAMEX、JCBを除く」と少々複雑になっています。
著名どころではダイナース。また、SBIカードも非対応。ドコモの「dカード」については対応していますが、プリペイド版は非対応です。VISAやJCBのブランドが付いたデビットカードでも基本は利用できません。
ただ、非対応のカードでも、Suicaアプリを経由して利用するワザがあります。詳しくは次ページのQ3で。
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