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『eX.computer Note N1544J-510/T』

ノートPCでゲームも遊べちゃう! GeForce MX150搭載PCの実力とは

2017年11月24日 10時00分更新

FFXIVはフルHD・最高品質でも「快適」判定!

 それでは、再度、「eX.computer Note N1544J-510/T」のスペックを確認しておこう。

『eX.computer Note N1544J-510/T』の主なスペック
CPUCore i5-7300HQ(4コア/4スレッド、2.5~3.5GHz)
OSWindows 10 Home(64bit)
メモリー8GB(DDR4、2400MHz)
ディスプレー15.6インチ フルHD(1920×1080ドット) ノングレア タッチ非対応 IPS方式
グラフィックスGeForce MX150
ストレージ240GB SSD(PCIe接続)
光学ドライブなし
インターフェースUSB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力端子、VGA出力端子(D-Sub 15ピン)、マルチカードリーダー、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、有線LAN端子
本体寸法およそ幅378×奥行き267×高さ24.9mm
重量およそ2.3kg
販売価格10万2384円(税込)

 そのスペックを踏まえたうえで、順次、ベンチマーク結果を見ていきたい。

「CINEBENCH R15」のスコアー

 まずは、CPUのマルチスレッド性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果だが、スコアーはマルチスレッドが523、シングルスレッドが145となった。Core i5-7300HQは4コア/4スレッドタイプのCPUのため、さすがにマルチスレッド性能ではCore i7に見劣りするものの、ノート向けCPUながらもデスクトップ版のCore i5に迫る良好なパフォーマンスを発揮している。

「PCMark10」のスコアー

 続いて「PCMark10」の結果を見ていこう。「PCMark10」はアプリケーションの起動やWebブラウジングといった基本性能に加えて、ビジネスアプリケーションやコンテンツ製作のパフォーマンスを計測するベンチマークだ。「eX.computer Note N1544J-510/T」の総合スコアーは3493と比較的良好だ。その内訳を見ると、基本性能を示すEssentialsが6785、ビジネスアプリケーション性能のProductivityが5701、コンテンツ製作のパフォーマンスの指標となるDigital Content Creationが2990と、「eX.computer Note N1544J-510/T」は、基本性能が高く、とくにビジネスアプリケーションで十分なパフォーマンスが期待できることが分かる。

3DMarkの「Time Spy」のスコアー

「Time Spy Extreme」のスコアー

「Fire Strike」のスコアー

「Fire Strike Extreme」のスコアー

「Fire Strike Ultra」のスコアー

「Sky Diver」のスコアー

 グラフィックス性能も確認しておこう。テストに用いたのは「3DMark」だが、DirectX 12のベンチマークとなる「Time Spy」の結果は1211ということで、純粋なゲーミングPCと比べれば高いとは言えない。さすがに最新の3Dゲームを最高設定の描画でプレイするには無理があるスコアーだが、外部GPU搭載のエントリーモデルとしては十分な結果だ。一方の「Time Spy Extreme」は4K解像度を想定したテストであるため、結果が267と芳しくないのはいたし方ないだろう。

 ちなみに、「Fire Strike Ultra」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike」の結果は、順に548、1678、3302となった。テスト解像度が低めの「Fire Strike」ではまずまずの結果の残していると言ってよいのではないだろうか。

「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を、画質設定が最高品質、解像度1920×1080ドット、フルスクリーン、DirectX 11で実行したスコアー

一方、こちらは標準品質(ノートPC)に設定を下げて実行した結果

 実際のゲームパフォーマンスを確認する意味で、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」の実行結果も示しておこう。今回は、画質設定が最高品質、解像度1920×1080ドット、フルスクリーン、DirectX 11で実行したが、スコアーは3665と、スクウェア・エニックスが示す指標では「快適」となった。そのため、最高品質でも一応のプレイは可能だが、より快適さを求めるのであれば画質設定をもう少し下げるとよいだろう。標準品質(ノートPC)ではスコアーが7904まで向上し、指標では「非常に快適」となるため、プレイに支障を来たすことはまずないはずだ。

「CrystalDiskMark 5.2.2」のスコアー。左がデータサイズ1GiB、右がデータサイズ16GiBの結果となる

 ストレージ性能も「CrystalDiskMark 5.2.2」でチェック。データサイズ1GiBではSSDの順次読み込みが毎秒537.6MB、順次書き込みが毎秒200.5GBという結果になった。SSDらしく読み込み性能に秀でており、HDDとは大きな差があることはもはや言うまでもないだろう。実際に本機を使用すると、OSの起動時間はHDDの場合に比べて高速で、非常に扱いやすい。

ビジネスからゲームまで幅広い用途に対応

 「eX.computer Note N1544J-510/T」における最大の魅力は、やはりCore i5とGeForce MX150を搭載しながらも、10万2384円という非常にリーズナブルな価格を実現した点にある。さすがにエントリー向けモデルだけあって、GeForce MX150の描画性能は極端に秀でたものではないが、ベンチマークでも明らかなように「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のようなタイトルも設定を落とせば十分プレイ可能だ。

 もちろん、PCMark10の結果から見てもオフィスアプリケーションのパフォーマンスは優秀。さらに、可搬性にも優れており、場所を選ばず、ビジネスからゲームまで幅広い用途でノートPCを活用したいのであれば、この「eX.computer Note N1544J-510/T」はオススメできる1台と言えるだろう。



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提供:Project White

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