今日27日、16時1分から予約受付が開始されるiPhone X。iPhone 8/iPhone 8 Plusはスルーして、この日を待っていたという人も多いはず。一方で出荷台数の少なさも噂されるなど、本当に予約できるのかと不安に感じているのではないだろうか(なにしろ筆者自身がそうだ)。
SIMフリー版iPhone Xの予約に必勝法はないが
落とし穴を確実に避ける方法はある
「こうすれば必ず予約に成功する」とはとても言いがたい状況なので“必勝法”にはなりえないが、主にSIMフリー版を予約するうえで注意すべきポイントをアスキーのYouTubeチャンネルで配信したところ、なかなか好評だったのであらためて記事の形で紹介しよう。
SIMフリー版を予約するにはオンラインのApple Storeで注文するわけだが、パソコンやスマホのウェブブラウザーでアップルのサイトにアクセスしては……いけない! もちろん絶対NGではないのだが、過去の経験でもアクセス集中によりウェブサイトはしばらく無反応のことが多かった。
「Apple Store」アプリ経由の注文を
アップル自身も勧めている
ではどうすればいいのかと言えば、これは簡単でiOS用の「Apple Store」アプリを利用する。アクセスが最適化されているのか、ウェブでは表示しにくい受付開始直後の時間帯でも比較的スムーズに手続きを進められる。
ちなみにアップルのニュースリリースにも、「iPhone Xの予約注文には、Apple Storeアプリケーションを利用するのが最速かつ最も簡単です。」と記されている。最も基本となる攻略法は公式に紹介されているわけだ。
また「Apple Store」アプリでは、すでにiPhone Xの各モデルをお気に入りに加えることができる。実際に予約が始まってみると、違うページになっている可能性は否定できないが、とりあえず登録しておいて損はないだろう。
予約開始前に必ずチェックしておきたい3つのポイント
では、SIMフリー版をiOSアプリで注文するとして、以下の3点はあらためて再確認しておくべきだろう。
1. どのモデルを購入するか再確認!
2. Apple IDとパスワードを再確認!
3. クレジットカード、特に利用可能額を再確認!
何を当たり前のことを言っているんだと思うなかれ。秒単位で操作を争う中では、こんなことでもスッポリと落とし穴にハマってしまいがちなのだ。
第一候補がダメな場合、他の色や容量で妥協するか
あらかじめ決めておくべし
まずは「どのモデルを購入するか」。今回はカラバリがスペースグレイとシルバーの2色、ストレージは64GBと256GB。つまり計4モデルだ。第一希望は各自すでに決まっているのではないだろうか。
問題は申し込みを進めていく中で、到着日が遅く表示されるなどした場合。第一希望以外のモデルなら発売日、もしくはより早く入手できる可能性も否定できない。でも、そこで妥協するかしないかを決めあぐねていたら、タッチの差でどっちも入手できない状態になりかねない。第一希望以外についてもどんな場合にどれを選択するかをハッキリ決めておけば、悩まないで済むし、実際に入手してからの後悔もないはず。
当たり前なのに忘れがちなパスワード
実際に1度ログインして確認しておくべし
つづいてはApple IDとパスワード。これこそ当たり前と思うかもしれないが、案外落とし穴になりがち。
そもそもパスワードを忘れてしまっている……「論外!」と言いたいところだが、Apple IDのパスワードは8文字以上で「数字、大文字の英字、小文字の英字のすべて」が入っている必要があり、過去1年以内に使ったことがあるパスワードも使えないなど、なかなか条件が厳しい。
ゆえにApple IDのパスワードだけ忘れているという人も結構いるはず。また、一定期間使わないとパスワードの再設定や2ファクタ認証を求められるケースも。いざ入力を求められて、あれパスワードはなんだったっけと慌てる前に、あらかじめログインできるか確認しておこう。
Apple Storeに登録しているクレカの情報は正しいか?
そもそも利用可能枠は残されているのか?
最後にクレジットカード。Apple Storeアプリでは原則としてカード払いになるが、これも確実に確認しておくべき。Apple Storeに登録しているカードは今も有効なものか? カードが更新された際に、新しい有効期限に変更しているだろうか?
中でも一番注意すべきは利用可能額の枠。なにしろ今回は12万円超という高額の買い物なのである。そのぶんの空きがないと当然NGだ。総枠が20万円30万円という人も決して油断できない。引き落としのタイミングによっては2ヵ月分の残高が残っていて、利用可能枠がiPhone Xの価格を下回っている可能性もありえる。
クレジットカードの利用枠については、カード会社のサポートに連絡をして事情を説明すれば、一時的に拡大してくれるかもしれないのでトライしてみる価値はある。
また、3桁(AMEXは4桁)のセキュリティコードくらいはあらかじめ頭に入れておきたい。コードの入力を求められてから、サイフをゴソゴソと探して、カードを取り出し、裏面をめくって……こんな作業に貴重な数十秒を失いたくない。
冒頭にも記載したように、今回紹介したのは“必勝法”と言える内容ではないが、それでも落とし穴にハマるリスクは少しでも減らして挑みたい。ぜひ勝利を勝ち取ってほしい。
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