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愛用のヘッドフォンをiPhone Xでも使いたい! Bluetoothレシーバーをチェック

2017年10月30日 12時00分更新

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注目のBluetoothレシーバーとなるソニー「SBH56」とオーディオテクニカ「AT-PHA55BT」

長年愛用のワイヤードヘッドフォン
iPhoneで使うにはBluetoothレシーバーがおススメ

 11月3日から発売される「iPhone X」は、既存のiPhoneユーザーも乗り換える人が多そうな注目機種だ。ただ、iPhone 6以前のユーザーが乗り換える場合、基本的に従来のワイヤード(有線)ヘッドフォンが使えなくなる。

 ご存知かとは思うが、約1年前に発表された「iPhone 7/7 Plus」でヘッドフォン端子が省略された。これにより、ワイヤードヘッドフォンを捨て、Bluetoothヘッドフォンに乗り換える人も多い。これはもちろんiPhone 8/8 Plus」でも同じだ。

 実際、Bluetoothヘッドフォンの売り上げは伸びている。最近は「AirPods」に代表される完全ワイヤレスと呼ばれる製品も続々登場。左右のイヤホンが完全に独立しているタイプで、その使い勝手の良さから注目を集めている。

 しかし、長年ワイヤードタイプのヘッドフォンを使っているユーザー、特に音質にこだわりを持って使っていたユーザーは、Bluetoothヘッドフォンへの買い替えを躊躇する気持ちも起こるだろう。

 もちろん、従来のワイヤードヘッドフォンを利用する方法もある。1番単純なのはiPhoneに付属している、Lighitning端子と3.5mmヘッドフォン端子を変換するアダプターを用いる方法。しかし、ヘッドフォン使用中はLightning端子が使えなくなるというデメリットがある。

 そこで今回紹介するのは、Bluetoothレシーバー(受信機)を使用する方法だ。

 iPhoneとレシーバーはBluetoothで接続され、レシーバーとヘッドホンは有線でつなぐ方式。レシーバーには3.5mmジャックがあり、好きなワイヤードヘッドフォンをつなぐことができる。

 レシーバーは胸ポケットなどに入れておけば、iPhoneはカバンのポケットでも、ズボンのポケットでも、身近なところであれば好きな場所に入れておける。

いろいろなスタイルの製品が存在するが……AAC対応が少ない

さまざまな形状のものが存在するBluetoothレシーバー。左はグリーンハウス「GH-BHRA」シリーズ(実売価格 1900円前後)、右はエレコム「LBT-CPAR02AV」シリーズ(同2700円前後)

バッファロー「BSHSBTR500BK」は送受信対応のBluetoothオーディオアダプター。コーデックは低遅延の「aptX LL」に対応するが、AACには対応しない。実売価格は8600円前後

 上記のように、Bluetoothレシーバー、もしくは送受信が可能なアダプターは結構ある。デザインが違えば使い勝手も異なるので、使いやすいものを選ぶといいだろう。

 ただし、注意が必要なのはコーデック。Bluetoothでのオーディオの送受信は圧縮方式がいろいろあり、送信機、受信機側で対応していなければならない。マストとなっているのは最もベーシックなSBC(SubBand Codec)と呼ばれる方式だが、音質があまりよくない。

 このほかにAACやaptX、LDACといったコーデックがあり、これらは音質がいいといわれている。また、低遅延のaptX LLといったコーデックもあるが、iPhoneで使えるのはAACとなる。BluetoothレシーバーでAACに対応している製品が少なく、上記の製品ではSBCでの再生となる。

 SBCでもiPhoneで再生すること自体に問題があるわけではないが、音にこだわるならばAAC対応製品を選びたいところ。

 さて、実はこの秋に登場した2つの新製品はAACに対応するうえ、かなり特徴的な機能を持つ。そこで、その2製品――ソニー「SBH56」とオーディオテクニカ「AT-PHA55BT」を紹介したい。

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