とにかく高音質再生に特化!
オーディオテクニカ「AT-PHA55BT」
オーディオテクニカの「AT-PHA55BT」(実売価格 1万6000円前後)は、「ワイヤレスヘッドフォンアンプ」というカテゴリーの製品。
受信した音を高音質に再生する、というコンセプトのBluetoothレシーバーで、本体サイズは幅32×奥行き79×高さ11mm、重量は約28gと、Bluetoothレシーバーとしては標準的なサイズ感。
しかし、心臓部にはESS製の「ES9118」を採用。DACやヘッドフォンアンプなどを一体化したSoCで、スマートフォンなどモバイル機器向けに開発されたチップだ。
ヘッドフォンアンプは最大50mW+50mWの高出力で、ヘッドフォンのドライバー(ダイナミック型かBA型か)に応じて出力抵抗を切り替えられるスイッチも装備。さまざまなヘッドフォンを最適にドライブできる。
このスイッチは電源スイッチも兼ねており、「OFF」から「A」(ダイナミックドライバー用)または「B」(BAドライバー用)に切り替えることで電源が入る。そして、電源オンと同時にペアリング待機状態となるため、iPhoneなどからペアリング設定を行なえばすぐ接続できる。
本体は共振を抑えるためにアルミニウム素材を採用。ワイヤレス伝送された入力信号のクロックを制御することでジッターを抑制。透明度の高い音質を実現している。
対応コーデックはSBCとAACに対応。また、iPhoneでは利用できないがLDACやaptXといった高音質コーデックにも対応しており、これらをサポートするAndroidスマホやデジタル音楽プレーヤーであれば、より高品位な音楽再生が可能となる。
音楽再生時のバッテリー駆動時間は約8時間。本体側面のボタンにより、音楽再生や一時停止、音量調整、曲送り/戻しがリモートで行なえる。
愛用のヘッドフォンを手放せないなら試してみよう
最近のBluetoothヘッドフォンは音質がいいし、ワイヤレスの環境は実際のところ便利だ。このためBluetoothヘッドフォンへの乗り換えを否定はしない。
それでも、どうしても手持ちのヘッドフォンを使いたい、という方はこれらの製品をチェックしてみるといいだろう。
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