ソニーは、IFA 2017で発表したGoogle アシスタント搭載スマートスピーカー「LF-S50G」の日本発売を発表しました。発売日は12月9日を予定。予想実売価格は2万7000円前後です。
アシスタントとしての基本機能はGoogle Homeと同じ
ソニーこだわりの音質や機能性で差別化を図る
LF-S50Gは、発売中の「Google Home」や「Google Home Mini」と同じく、グーグルのアシスタント機能「Google アシスタント」を搭載。「オーケー、グーグル」や「ねぇ、グーグル」と言った後、天気やネットの調べ物、テレビや対応家電・IoT機器の操作などが可能です。このアシスタント機能の部分は、LF-S50GもGoogle Home/Home Miniも差はありません。
ほかのスマートスピーカーと比べたとき、LF-S50Gの優位点は、ソニーならではの高音質な360度サウンド、防滴機能やジェスチャーコントロールなどのスピーカーとしての操作性、そしてデザインの3点です。
音質については360度全方向に広がり、部屋のどこにいても音楽やアシスタントの音声をクリアに聴けます。
内部では、音声の発音に適したフルレンジスピーカーを上向きに、そして低域を鳴らすサブウーファーが下向きに配置されています。そして、それらで挟まれる形で音を全方向に放射させる「2ステージディフューザー」が配置。これら3つの部品の品質や構造、距離がソニーこだわりの音質を実現しています。
操作性はIPX3相当の防滴仕様、本体に触らず音楽の一時停止や再生、曲送りなどができジェスチャー操作、側面にLEDで浮かび上がる時計表示など、キッチンなどの水まわりの利用なども想定しています。
また、アップデート時期は未定ながら、同社のアクティブスピーカーで採用されている「おまかせ音量」にも対応予定。周囲の音に合わせて自動で音量を上げ下げしてくれるため、両手がふさがっている状態でも、即利用が可能となっています。
ソニーのスマートスピーカーは「スピーカー」の延長線上にある
これらの機能のほかにも、LF-S50G自身がChromecast built-in機器、NFCでペアリング可能なBluetoothスピーカーとしても動作。ネットの音楽配信サービスだけではなく、スマホ内の音楽を手軽に楽しめるようになっています。
ソニーとしてはスマートスピーカーを、Google Homeなどのように「リビングの頼れる人工知能」「家電などのハブ的な役割を担う」といったアシスタントありきの存在というより、「アシスタントでより音楽環境が便利になる」という売り文句で展開していく模様です。
LINEの「Clova WAVE」やグーグルのGoogle Home、そしてアマゾンも日本展開を予定している「Amazon Echo」など、徐々に増えつつあるスマートスピーカー。音楽メインの使い方をしたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
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