マニュアル操作を簡略化したシンプルな操作性がいい
エントリークラスのデジカメだが、初心者向けというだけではない。撮像素子をはじめとした基礎になる部分はM5やM6と同じなのでMシリーズユーザーのサブカメラとしても優秀だし、普通にメインカメラとして使う性能は十分に備えている。
筆者の場合、趣味のカメラとしてMシリーズを初代から使用しているが、M5やM6は性能に魅力を感じるものの、マニュアル操作を意識したいかにもなデザインと操作系がちょっと苦手なのでM100はかなり魅力を感じる。
高性能でシンプルなデザインや操作系は汎用性に優れた1台だろう。
基本性能が上位機種相当になった
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今回の特集で紹介した、オリンパス「E-M10 Mark III」、富士フイルム「X-E3」、キヤノン「EOS M100」はどれも各メーカーのエントリークラスに近い機種ではあるものの、性能的には上位モデルと同等の機構を多く取り込まれていてとても高いポテンシャルを持っている。
このため、撮れる絵の質ではラインナップ的に上位にある機種と遜色なく、高画質な映像を記録できる。
デジカメに慣れていない日ならデジカメの楽しさを知る機会も増えるし、慣れている人でも安価に多くの機能を使えるのでそれなりの魅力はあるだろう。
また、最近のデジカメの多くに言えるが、無線LANやBluetooth、NFCの搭載でスマホとの連携がしやすくなっていることにも注目だ。Bletoothを使用した常時接続は撮った後にすぐに確認や転送が行なえ、スマホ内蔵のデジカメで撮影した場合に比べれば多少の手間はかかるが、その手間の分を考えてもそれ以上のクオリティーの写真をSNSなどにアップロードできる。
スマホ内蔵のカメラも性能が上がってきているが、写真のクオリティーならば専用機のほうが高い。特にスマホではできない絞りを活かした自然なボケや望遠撮影などはデジカメならではだろう。
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