23日にauからiPhone Xの料金が発表され、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの料金が出揃った。各社とも独自の料金プランを展開しているので、今回はそれらのプランのメリットデメリットを見ていこう。今回はスタンダードな契約例を紹介するが、次回はauとソフトバンクが導入した48回払いなども取り上げる予定だ。
長期ユーザーや下取りするならオトク
ドコモは48ヵ月プランはないが堅実
まずはドコモから。iPhone X(256GB)を新規契約、2年間契約(24回払い)で購入した場合、以下のようになる。
ドコモ料金シミュレーション
※すべて税込
- カケホーダイライト
- 1836円
- データSパック(2GB)
- 3780円
- spモード
- 324円
- 端末代金
- 5994円×24=14万3856円
- 月々サポート
- ▲2376円×24=▲57024円
- 月々の支払い総計
- 9558円
- 2年間の合計
- 22万9392円
- 端末負担額金(2年間合計)
- 14万3856円-5万7024円=8万6832円
新規契約の場合は特に割引きはないが、機種変更と契約変更(FOMA→Xi)だと「ずっとドコモ割」が適用になり、ドコモとの契約年数に応じて100~800円(最低4年以上)が割引かれる。
下取りプログラムは機種変更とMNP、契約変更に適用される。端末ごとに金額は決まっており、容量は問わず。iPhone 7 Plusなら32~256GBまで一律4万6000円だ。端末代金からこの金額が引かれるので、14万3856円-4万6000円=9万7856円となり、月々の支払い合計は7462円まで下がる。
ずっとドコモ割(15年以上)▲600円、ドコモ光を契約▲500円を組み合わせれば6454円まで安くなるが、なかなかハードルは高い。
データ通信量で料金が変動する
auのプランは賢く使えば安く使える
それではauの料金を見てみよう。同じく、iPhone X(256GB)を新規契約、2年間契約(24回払い)で購入した場合。
au料金シミュレーション
※すべて税込
- auピタットプラン(シンプル)
- 3218円
- ビッグニュースキャンペーン
- ▲1080円×12回
- 端末代金
- 6100円×24=14万6400円
- 月々の支払総計
- 8238円(13ヵ月以降9318円)
- 2年間の合計
- (8238円×12=9万8856円)+(9318円×12=11万1816円)=
21万672円
前提として、ピタットプランの最安値で計算しているので、データ通信量は1GB未満まで。ドコモと同じく3GBまで使用した場合は1万1478円と、ドコモよりやや高くなる。しかし、データを使わない月は圧倒的に安いのが特徴だ。ただ、auのウリでもあるスマートバリューによる恩恵が受けられないのは痛い。フラットプランなら永年1000円引き、ピタットプランでもカケホかスーパーカケホを契約すれば永年500円引きとなる。
また、機種変更とMNPには下取りプログラムが適当される。ドコモと同じく機種ごとで容量は問われないが、MNPの場合はiPhone 7 Plusで2万4840円、機種変更は4万500円(ともに税込)とかなりの差がある。
下取り額はドコモより安いが、auには毎年機種変更する人のための「アップグレードプログラムEX(a)」(24回払い)と、48回払いが前提となる「アップグレードプログラムEX」が用意された。その説明はまた次回。
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