掘り出し物も充実!? PCパーツコーナー
ツクモの店舗ということで、もちろんPCパーツも販売されている。CPUやマザーボード、メモリー、グラボなどなど、一通りの自作向けパーツを揃えることが可能だ。大型のPCケースもかなりの数が置かれていたり、ASUSのLED制御機能「Aura Sync」を使ったデモ機が用意されていたりするので、店頭でじっくりパーツを選んでみるのも面白いだろう。
PCパーツの売れ筋は「グラボが一番強い」と語るのは、ツクモ福岡店 副主任の山北賢さん。
「一時期はマイニング効果でRadeon RXシリーズが海外の方に非常によく売れて、在庫がまったくない時期が続いていました。福岡っていう土地柄と円安もあって、海外でマイニングされる方がよく買いつけに来られていましたね。ただそれも落ち着いて、最近だと『PUBG』効果でGeForce GTX 1060のビデオメモリー3GB版が人気です。結局、勝つことを目指す人は画質設定を下げてプレイしちゃうので、性能的にはこのクラスで十分なんです。1050 Tiより上の性能を目指したいけど、1060の6GB版は価格的にちょっと手を出しにくい、というミドル志向の方もよく購入されていきますね。全国的にそうだと思うんですが、いまはとにかく『PUBG』の人気が圧倒的で、『どんなPCゲームやりたいですか』と聞くと、体感で8割ぐらいのお客様が『PUBG』とお答えになります」(山北さん)
パーツコーナーでとりわけユニークなのが、CPUやメモリーのジャンク品を販売する一角が用意されているところ。取材のタイミングでは、インテルのPentium III(Tualatin)や第1世代Coreプロセッサー(Lynfield)、AMDのAthlon(Thunderbird)、容量256MBのDDRメモリーなど、ちょっとした年代物が置かれていた。いずれも動作確認が取られていないとのことで、価格はだいたい約100円とお安め。「何かの記念に買ってもらえれば」とのことで置いているそうだ。
「ほかの店舗のスタッフなんかにも、コレすごいねと言われたりするんですが(笑)。だいたい一律93円で売っていて、売り物というよりは歴代の展示物というか、お客さんに喜んでいただくためのものですね。古いCPUだとピンがバッキバキになってたりするので基本的には観賞用ですが、とはいえ月に10個ぐらいは買われますよ。ちなみに別途、比較的最近の中古パーツも取り扱っていて、そちらは普通にお買い得です(笑)」(山北さん)
侮るなかれ! 秋葉原にも負けないクオリティー
BTO PCやパーツの品揃えの充実はもちろん、来た人を喜ばせるための店づくりにも注力するツクモ福岡店。今回話を聞いたスタッフは一様に「棚づくりには自信がある」と答えてくれたが、その言葉通り、店舗全体のこだわりようとクオリティーは秋葉原の各ショップに劣らない素晴らしさだ。近隣の方や九州在住の方、それ以外の地域の方も、福岡を訪れた際はツクモ福岡店に足を運んでみてはいかがだろうか。
提供:Project White
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