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テナントごとのリアルデータを分析・活用

11月オープンの「PARCO_ya」、小売・流通特化のSaaS「ABEJA Platform for Retail」導入

2017年10月23日 17時05分更新

ABEJA

 ABEJAは10月20日、パルコ運営の「PARCO_ya」(パルコヤ)へ、「ABEJA Platform for Retail」(アベジャ プラットフォーム フォー リテイル)を提供開始すると発表した。

 同社はこれまで、ディープラーニング技術を活用しさまざまな大量データの取得・蓄積・学習・解析・出力・フィードバックを実施するPaaS技術である「ABEJA Platform」を研究開発してきた。

 ABEJA Platform for Retailは、ABEJA Platformをベースにした、小売・流通に特化したSaaSだ。

 すでに11月4日に上野でオープンするPARCO_yaの導入が決まっている。出店するテナント企業向けのサービスの一環として、また、キャンペーンやイベントのマーケティング施策の定量的な効果を検証する。

PARCO_ya

 具体的には、館の各テナント区画に、専用の来店人数計測カメラと年齢・性別判定カメラを設置。「来店者数」および「来店者属性(年齢・性別)」のデータを取得、蓄積したデータをAIにより解析し、解析結果および解析結果から得られたインサイトを瞬時に可視化。専用のウェブ画面、スマホアプリにフィードバックする。

 テナントは、来店者数の時間帯別推移や日別推移等の解析結果を確認し、店舗スタッフの人員体制の最適化に活用。また、来店者属性を把握して、商品構成や商品ディスプレーの最適化に活用できるという。

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