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ドコモ冬スマホ最強はコレ? 「AQUOS sense」は3万円で料金割引もある高性能ミドル機

2017年10月21日 14時00分更新

 ドコモ冬春スマホでは、端末を購入すると料金がずっと割引になる「docomo with」対象モデルとして、「AQUOS sense SH-01K」「MONO MO-01K」「らくらくスマートフォン me F-03K」の3機種が追加された。

 この中でも(特にコスパ的に)最強と言えるのが、シャープ製の「AQUOS sense」だ。そのワケを発表会での写真も含めて紹介していこう。

docomo with対象端末で価格は約3万円の「AQUOS sense」

一括価格では約3万円だが
毎月1500円割引なので実質価格ではマイナスに

 AQUOS senseは、夏モデルのハイエンド機「AQUOS R」と同じく、複数キャリアから同じシリーズ名で発売される端末だ(すでにauからも発表済)。ミドルクラスとしては、かなり高めの性能でありながら、価格は一括で税込3万456円(1269円×24回、ドコモオンラインショップの場合)となっている。

端末価格は2~3万円台だが、docomo withで月1500円が割引される

 docomo withではその後に機種変更などをしないかぎり、毎月税抜1500円が割り引かれ続けるので、従来型の表現をすると、実質端末価格はマイナス。2年間使えばマイナス約8000円で、それ以上使えばさらに得になる。昨冬は一括価格が1000円以下の「MONO」が話題になったが、その代わりに月々の料金への割引がなかったため、この時点でAQUOS senseの方がオトクというわけだ。

ディスプレーはシャープ自慢のIGZO液晶で解像度はフルHD
指紋センサーや「エモパー」も搭載

 いくら安いからと言っても物足りない性能だと、スマホに詳しいユーザーが実際に購入したり、家族に勧めたりすることはないはず。その点、AQUOS senseはスペックもなかなかに高いのだ。

シンプルな外観の「AQUOS sense」。フルHD解像度のIGZO液晶を搭載する

メインのカメラは13メガ。指紋センサーも搭載する

一体成型のラウンドフォルムを採用。ミドルクラスながらUSB端子はType-Cだ

 まずディスプレーはフルHD解像度の5型液晶。しかもシャープ自慢のIGZOパネルで、動画や写真の表示での美しさをアピールする。またノイズが少ないIGZOパネルの特性を活かし、指や画面が多少濡れた状態でもタッチパネル操作の精度が高い点が特徴となる。

画面が多少濡れた状態でもタッチ操作が可能

アクセサリー類にも力が入っている。半透明のフリップ型カバーはカバーした状態でも画面をタッチした部分だけ見えるようになるという演出も

 基本スペックでも、オクタコアCPU(Snapdragon 430 1.4GHz+1.1GHz)に加えて、3GBメモリー、32GBストレージとしっかりしたものを持っているほか、発売後2年間のOSアップデートは保証されているので、2年、さらにそれ以上の長期間も不満なく使えそうだ。

 おサイフケータイや防水・防塵などの国内ユーザー向け機能も装備(ワンセグがないのがちょっと残念)。キャリアのミドルクラス機では省略されがちな指紋センサーもしっかり装備している。AQUOSスマホでおなじみのAI機能「エモパー」も利用できる。

国内向け機能と言えば、横から画面が見にくくなる「ペールビュー」も。AQUOS Rではパネルの関係で非対応だったが復活した

 実際に手に取ると、大きく丸みを付けられた側面とやや分厚い筐体(約8.6mm)は洗練されているという印象からは正直やや遠いのだが、持ちやすさも含めて、実用的なスタイルであるのは確かだろう。

 ちなみに同時に発売された「MONO MO-01K」(MONOの新モデル)は、価格は一括で2万5272円と5000円ほど安いかわりに、ディスプレーはHD解像度の5型液晶で、おサイフケータイ/ワンセグ/指紋センサーはなし。ユーザー層を考えるとそれでも十分という考えもできるが、スペック的には見劣りする。

こちらは今冬発売のMONO第2弾。背面にロゴが一切ないなど、シンプルさを追求したモデルだ。

ドコモが投入する格安スマホキラー?

 docomo with対象機種とはいえ、端末価格と通信料金の合計金額で比較すればMVNOの格安スマホの方が確実に下回るはず。しかし、ドコモやシャープと言った安心のブランドでありながらのこのコスパ。ドコモから送り出された格安スマホキラーとして、隠れた(?)ヒット商品になるかも。

カラバリはChampagne Gold、Frost Lavender、Silky White、Velvet Blackの4色

ドコモ「AQUOS sense SH-01K」の主なスペック
メーカー シャープ
ディスプレー 5型IGZO液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約72×144×8.6mm
重量 約148g
CPU Snapdragon 430
1.4GHz+1.1GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 3GB
内蔵ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 7.1
最大通信速度 下り最大150Mbps
VoLTE ○(HD+)
無線LAN IEEE802.11n(2.4GHz対応)
カメラ画素数 リア:1310万画素
/イン:500万画素
バッテリー容量 2700mAh
FeliCa/NFC ○/○
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
連続待受時間(LTE/3G) 約540時間/約630時間
連続通話時間(LTE/3G) 約850分/約890分
カラバリ Champagne Gold、Frost Lavender、Silky White、Velvet Black
発売時期 11月上旬

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